ルイス・ディアスはPKで先制ゴールをゲット [写真]=Getty Images
コパ・アメリカ2024のグループD第2節が28日に行われ、コロンビア代表とコスタリカ代表が対戦した。
2001年大会以来8大会ぶりの優勝を目指すコロンビア代表は、グループDの初陣でパラグアイ代表と激突。32分、ハメス・ロドリゲスが左サイドから上げたクロスボールをダニエル・ムニョスが頭で叩き込んで先手を取ると、続く42分にもハメスの蹴ったフリーキックからジェフェルソン・レルマが頭で追加点を奪う。後半に入るとフリオ・エンシソに1点を返されたものの、逃げ切りに成功し、2-1と白星スタートを切っていた。
一方、“新世代”が中心となって大会を戦うコスタリカ代表は、大会初陣でブラジル代表と対戦。ほとんどの時間を自陣で過ごす苦しい展開を強いられながら、スコアレスドローで試合を終え、“優勝候補”相手に貴重な勝ち点「1」を積み上げていた。
そんな両者の対戦に向けて、コロンビア代表のスターティングメンバーにはルイス・ディアスやハメス、ジョン・アリアスらが並んだ。一方で、コスタリカ代表はブラジル代表戦から1名を入れ替えて試合に臨む。
試合は立ち上がりからコロンビア代表のペースで進行。L・ディアスの突破やハメスのセットプレーを中心にゴールへ迫る回数を増やしていき、ハメスは際どいミドルシュートも放つなど、ゴールの匂いを漂わせる。
そんな中で迎えた28分、自陣でのパス回しから、右サイドのダニエル・ムニョスにボールが渡ると、ロングフィードで背後を狙う。抜け出したジョン・コルドバが、飛び出してきたGKパトリック・セケイラと交錯。主審はPKを宣告した。このPKをL・ディアスが落ち着いてゴール右に蹴り込み、コロンビア代表が先手を取った。
続く37分にはハメスの蹴ったフリーキックをL・ディアスが折り返し、ファーサイドで詰めれば1点というところだったが、飛び込んだダビンソン・サンチェスの頭にはわずかに合わない。前半はこのままコロンビア代表の1点リードで終了した。
後半に入ってもコロンビア代表のペースで試合は進むと、59分にはセットプレーで追加点。アリアスの蹴った左コーナーキックをD・サンチェスが頭で叩き込み、リードを広げた。
勢いに乗ったコロンビア代表は続く62分、自陣でボールを奪ったところからD・サンチェスが自らスペースを前進。ドリブルで持ち運び、斜め左の方向へ預けると、ハメスがダイレクトでスペースへ流し入れ、最後は飛び出したJ・コルドバが右足でファーサイドを射抜いた。コロンビア代表が3点目でトドメを刺した。
試合はこのままタイムアップ。コロンビア代表が今大会2連勝を飾り、裏の対戦カードがキックオフを迎える前に、一足早くグループステージ突破を決めた。一方のコスタリカ代表は、決勝トーナメント進出に向けて後がない状況に追い込まれた。
次節は7月2日に行われ、コロンビア代表はブラジル代表と、コスタリカ代表はパラグアイ代表と、それぞれ対戦する。
【得点者】
1-0 31分 ルイス・ディアス(PK/コロンビア代表)
2-0 59分 ダビンソン・サンチェス(コロンビア代表)
3-0 62分 ジョン・コルドバ(コロンビア代表)
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト