モナコに所属する南野拓実(撮影は第14節モンペリエ戦)[写真]=Icon Sport via Getty Images
モナコに所属している日本代表MF南野拓実が、現地時間4日に行われたリーグ・アン第20節ル・アーヴル戦でメンバー入りし、72分より途中出場した。
AFCアジアカップカタール2023を戦う日本代表に招集されていた南野は、日本代表が戦った全5試合に出場。グループD第1節のベトナム代表戦(○4-2)にトップ下の位置で先発出場し、2ゴール1アシストの活躍で白星発進に貢献すると、第2節のイラク代表戦(●1-2)では左サイドの2列目でフル出場。以降の3試合はすべて途中出場を果たしており、カタール時間で3日に行われたイラン代表戦(●1-2)でも67分からピッチに送り出されていた。
イラン代表に敗れたことで、3大会ぶり5度目の優勝を目指した日本代表の戦いはベスト8で終結。チームは解散となったが、南野は即座にモナコへ飛び、4日のル・アーヴル戦で早速ベンチ入りを果たした。日本代表とイラン代表の試合はフランス時間で3日の12:30にキックオフを迎えていたが、ル・アーヴル戦のキックオフ時刻はフランス時間で4日の13:00。イラン代表戦が終了してから24時間が経過していないにもかかわらず、早速チームに合流してベンチから出番を待った。
リーグ・アンで3試合ぶりの白星を目指したモナコは、前半をスコアレスで折り返すと、後半に入った63分に先制に成功。高い位置からのプレッシングでボールを奪うと、アレクサンドル・ゴロヴィン、マゲネス・アクリウシェとパスを繋ぎ、最後はボックス中央へ走り込んだウィサム・ベン・イェデルが仕上げた。しかし、直後の65分にセットプレーからオウンゴールで失点。1-1で迎えた72分、南野はアクリウシェとの交代でピッチへ送り出された。
すると83分、南野がチャンスを演出。ペナルティエリア右でクレパン・ディアタからのスルーパスを引き出すと、寄せてきた相手の股下を通して中央へ折り返したが、飛び込んだベン・イェデルのシュートは相手のブロックに阻まれゴールとはならない。その後もモナコがボールを握って攻め続けたが、最後まで追加点は挙げられず、試合はタイムアップを迎えた。
モナコはこれで3戦連続未勝利に。南野はセントラルハーフのような位置に入り、チームのビルドアップにうまく関わりつつ、前線への飛び出しでボールを呼び込む場面も目立った。一方、ル・アーヴルはこれで3戦無敗となり、敵地で貴重な勝ち点「1」を持ち帰ることに成功した。
次節は11日に行われ、モナコは敵地でニースと、ル・アーヴルはホームでレンヌと対戦する。
【得点者】
1-0 63分 ウィサム・ベン・イェデル(モナコ)
1-1 65分 ユスフ・フォファナ(ル・アーヴル)
By サッカーキング編集部
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