南野拓実(中央)は65分から途中出場 [写真]=Icon Sport via Getty Images
リーグ・アン第12節が11日に行われ、モナコとル・アーヴルが対戦した。
今季のモナコは開幕からここまで7勝2分2敗と好成績を残し、ニース、パリ・サンジェルマン(PSG)を次ぐ3位につけている。今節を既に消化したPSGはスタッド・ランスを3-0で破ったものの、ニースはモンペリエとの一戦をスコアレスドローで終えたため、モナコはル・アーヴルとのアウェイゲームを制することができれば2位に浮上することができる。現在3戦負けなしのル・アーヴル戦に向けて、モナコに所属している南野拓実は2試合連続のベンチスタートとなった。
試合は立ち上がりの6分、ル・アーヴルがチャンスを作り出す。敵陣左サイド高い位置でボールを奪うと、アントワーヌ・ジュジュが中央へ繋ぎ、ペナルティエリア手前からダレル・クジャエフが逆へ展開。ペナルティエリア右へ走り込んできたネーゴ・ロイクが右足を振ったが、シュートはGKフィリップ・ケーンに阻まれた。
対するモナコはなかなかシュートまで持ち込む場面を作れなかったが、30分には右サイドを崩して攻撃へ出る。アレクサンドル・ゴロヴィンとのワンツーでペナルティエリア右に侵入したクレパン・ディアタが右足で高速のクロスボールを送ると、飛び込んできたデニス・ザカリアがダイレクトで合わせる。しかし、ここはシュートがGKアーサー・デスマスの前に飛んでしまい、得点とはならない。前半はこのままスコアレスで終了した。
後半に入った52分には、ル・アーヴルがGKデスマスからのロングフィード1本でチャンスを作る。背後のスペースへ飛び出したナビル・アリウィがGKと1対1のチャンスを迎えたが、ここはGKケーンの読みが勝った。直後にはモナコに決定機。ドリブルで敵陣のスペースを持ち運んだユスフ・フォファナがスルーパスを送ると、ペナルティエリア左へ抜け出したウィサム・ベン・イェデルが左足で狙うも、ここはポスト右へと外れた。
何とかこじ開けたいモナコは65分、マゲネス・アクリウシェを下げて南野をピッチへ送り出す。その後もモナコが相手の隙を探るような構図となったが、均衡を破ることはできずに後半アディショナルタイムに突入。4分が経過した頃にはル・アーヴルに今日最大のチャンスが訪れる。ペナルティエリア内でラスール・ヌジャイからのパスを受けたエマニュエル・サビがエダン・ディオプに倒され、PKが与えられた。キッカーを務めたサミュエル・グランサーはゴール左下を狙ったが、GKケーンが完全に読み切ってシュートをキャッチ。試合はこのままタイムアップを迎えた。
モナコは2連勝を逃す形となり、首位に立ったPSGとの勝ち点差は「3」に広がった。一方のル・アーヴルは最後のビッグチャンスを活かすことができなかったが、これで4試合負けなしとなり、順位も6位に浮上した。
次節はインターナショナルマッチウィークを挟んでの開催となる。モナコは24日、敵地でPSGとの大一番が控えている。一方のル・アーヴルは26日にナントとのアウェイゲームに臨む予定だ。
【得点者】
なし
By サッカーキング編集部
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