U-22日本代表に選出されたFW福田師王(写真は今年5月に行われたU20W杯のもの)
JFA(日本サッカー協会)は9日、今月18日に静岡・IAIスタジアム日本平で行われるU-22アルゼンチン代表との国際親善試合に臨むU-22日本代表のメンバー26名を発表。同チームを率いる大岩剛監督がメンバー発表会見に登壇し、この世代のチームに初めて選出したボルシアMG所属のFW福田師王について様々な思いを語った。
福田は今年3月に神村学園を卒業し、そのままボルシアMGに加入。現在はBチームあたるボルシアMGⅡでプレーし、直近の2試合で3得点を挙げるなど、ここまで10試合の出場で3得点1アシストという成績を残している。その福田の招集理由について、大岩監督は「我々のグループのFW陣にケガ人が多いという事情もありますけど」と前置きしつつ、所属チームにおいて「得点を決めたり、チームのタスクを非常に高いレベルでやっていると見受けられました」と評価し、「現時点のパフォーマンスを見て、しっかりと戦えると、我々のグループに入れるという期待を持って参加を要請しました」と期待を寄せた。
また、U-18日本代表を率いていた頃に指導したこともある福田の印象については、「彼が神村学園にいた頃は、非常に荒削りでありながら得点を取るというところに関して言えば高校レベルではないと感じていましたし、今の映像を見ると、得点を取るという彼の特徴もありつつ、おそらくチームで求められているトランジションの部分が目に見えて成長していると感じました。体つきも一回り大きくなったような印象を受けています」と述べ、「今回こういうチャンスを私がいただいたので、目の前でしっかりと彼を評価して、彼の今後の成長に何かの刺激を与えられたら」との思いを口にした。
各年代の日本代表でプレーし、今年5月にはU-20日本代表の一員としてU-20ワールドカップの舞台も経験した19歳のFWが、初招集となったU-22日本代表で南米の強豪相手にどのようなパフォーマンスを披露するのか、注目だ。
By サッカーキング編集部
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