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クリアソン新宿MF上田康太、今季限りでの現役引退を発表「本当に幸せなサッカー人生でした」

2023.11.09

今季限りでの引退を発表した上田康太(写真は栃木SC所属時)[写真]=宮地輝

 JFLのCriacao Shinjuku(クリアソン新宿)は9日、MF上田康太が2023シーズンをもって現役を引退することを発表した。

 現在37歳の上田は、ジュビロ磐田ユース出身で、2005年にトップチームへと昇格。翌年の夏からレギュラーに定着すると、北京オリンピックの代表候補にも選出され、2010年にはクラブのJリーグヤマザキナビスコカップ(現:JリーグYBCルヴァンカップ)制覇に大きく貢献した。2011年からは大宮アルディージャでプレーし、ファジアーノ岡山への期限付き移籍を経て、2015年にジュビロ磐田へ復帰。同クラブのJ1昇格に貢献すると、その後は岡山と栃木SCで活躍し、昨シーズンからクリアソン新宿に所属していた。

 キャリア通算では、J1リーグで203試合出場10得点、J2リーグで194試合出場15得点、JFLではここまで43試合出場1得点を記録している。

 今シーズン限りでの現役引退を発表した上田は、新宿のクラブ公式サイトで以下のようにコメントを発表している。

「私、上田康太は今年限りで現役を最後にする決断をいたしました。サッカーを6歳ではじめて31年、プロになってから19年。人生の大部分をサッカーと一緒に歩ませてもらいました」

「サッカーがうまくなるだけでなく、サッカーを通じて素敵な方々と出会い、いろいろな感情や想いと向き合ってきたことで、人間的にも大きく成長させてもらったと思っています」

「クリアソンでは、仕事をしながらサッカーをさせていただきました。最初は、環境の変化に不安がありましたが、本気で両立を目指すことでサッカーの持つ可能性や、今まで見えていなかった魅力を感じることができました。信頼できる仲間たちと濃い時間をすごすことができたので、晴れやかな気持ちですし、この道を選んで、心から良かったと思っています」

「サッカー選手として、思い描いていたような理想に届かなかったり、不甲斐ない自分に落ち込んだり、悔しいことや悲しい場面もたくさんありました。でも、それ以上に大好きなサッカーを楽しめて、本当に、本当に幸せなサッカー人生でした。たくさんの方に応援していただき、勝利の喜びを分かち合えた瞬間は何事にも変えられない最高の瞬間でした」

「ここまでサッカーを続けられたのも、自分を必要としてくれたクラブ、クラブに関わるすべての方々、自分の良さを伸ばしてくれた指導者の方々、偉大な先輩、友人や仲間たち、どんな時でも応援していただいたファンの皆様のおかげです。これまでの自分の人生に関わってくださったすべての方に感謝いたします」

「そして、良い時も悪い時もそばで笑わせてくれた妻、いつも自分の考えを尊重し息子のサッカーを楽しみ続けてくれた両親に、心からありがとうございますと伝えたいです」

「これからのことはまだ決まっていませんが、サッカーで培ったものを誰かの、何かのために発揮していきたいと思います。サッカー選手ではなくなっても、チャレンジし続けます。これからも上田康太をよろしくお願いいたします」

By サッカーキング編集部

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