レグラギ監督(左)が辞任し、ワビ新監督(右)が就任 [写真]=Icon Sport/FIFA via Getty Images
モロッコ代表を率いるワリド・レグラギ監督が5日、会見を通して辞任を発表した。現地メディア『Le360』が会見の様子を伝えている。
モロッコ代表はFIFAワールドカップカタール2022において、アフリカ勢初となるベスト4入りを達成。当時のチームは、大会直前まではヴァイッド・ハリルホジッチ氏に率いられていたものの、大会直前に同氏が解任され、レグラギ監督を招へい。同監督の下、前回大会は準決勝進出を果たしていた。
FIFAワールドカップ2026アフリカ予選では、グループEで8戦全勝、22得点2失点と圧巻の成績を残し、3大会連続7度目のFIFAワールドカップ出場が決定。直近のFIFAランキングでは8位につけるなど、着々とチームの強化を進めてきた。
しかしながら、予選終了後の昨年12月から今年1月にかけて行われたアフリカネイションズカップ2025(AFCON)では、自国開催での優勝が期待されながらも、決勝ではセネガル代表にPK戦で敗北。あと一歩のところで50年ぶり2度目の大陸制覇を逃していた。
レアル・マドリードに所属するMFブラヒム・ディアス、パリ・サンジェルマン(PSG)に所属するDFアクラフ・ハキミらを筆頭に、アフリカ屈指の選手層を誇るチームなだけあって、AFCONのタイトルを逃したことにより、レグラギ監督への風当たりは強くなっていたようだ。イギリスメディア『アスレティック』やスペイン紙『マルカ』などが報じたところによると、AFCON決勝終了後の会見では、「いつ頃退任するのか」など厳しい質問も飛んだという。
そして今回、北中米3カ国で共催されるFIFAワールドカップ2026の開幕を約3カ月後に控えるなか、レグラギ監督の辞任が決定した。会見において、王立モロッコサッカー連盟(FRMF)のフージ・レクジャ会長は「ワリド・レグラギは、この国にとって、参加することに意義があったワールドカップの目標を変えてくれました。今や彼の勝利を欲するメンタリティは、モロッコ代表の全カテゴリーに浸透しており、具体的な結果にもつながりました」などの言葉で、レグラギ監督のこれまでの功績に感謝を伝えた。
また、レグラギ監督も「私の最大の目標は、このチームを成長させることでした。母国のために戦うのはもちろんのこと、勝つ文化を植え付けることが特に重要だったのです」などと語った後、「これからのチームに幸運が訪れることを心より願っています」とメッセージを残した。
レグラギ監督の後任には、かつてバルセロナなどを率いたシャビ・エルナンデス氏や、アルゼンチン代表やチリ代表などを指揮したホルヘ・サンパオリ氏などの名前も挙がっていたが、最終的にはベルギー人監督のモハメド・ワビ氏に決定。こちらもレグラギ監督が辞任を発表した会見の中で伝えられた。
ワビ氏はU-20モロッコ代表を率いて、FIFA U-20ワールドカップチリ2025ではチームを初優勝へ導いた。今回、“内部昇格”が決まり、今度はA代表でワールドカップを戦うこととなった。
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By サッカーキング編集部
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