5試合出場停止のセネガル代表パペ・ティアウ監督(中央)
アフリカサッカー連盟(CAF)は28日、アフリカネイションズカップ2025(AFCON)決勝戦での事象に関する懲戒処分を発表した。
アフリカ最強国を決するAFCONは1月19日に決勝戦が開催され、セネガル代表がモロッコ代表を延長戦の末に1-0で下して2大会ぶり2度目の優勝を果たしていた。しかし、この試合では後半アディショナルタイムに物議を醸す事態が発生した。
90+6分にモロッコのブライム・ディアスが敵陣ボックス内で倒されて主審がPKを宣告すると、セネガル側が猛抗議。パペ・ティアウ監督は選手をピッチから退かせようとロッカールームへ先導したが、サディオ・マネらが中心となって選手がピッチへ戻り、PK宣告から約14分後に試合は再開。B・ディアスはPKを蹴ったが、パネンカで狙ったシュートはGKエドゥアール・メンディに難なくキャッチされ、モロッコは絶好のチャンスを逃すと、延長戦でセネガルが勝利をおさめ、モロッコは自国開催の大舞台で50年ぶりの大陸制覇を逃していた。
この一件は大きな波紋を呼び、選手たちの振る舞いについても大きく問題視された中、CAFの懲戒委員会が複数の選手らに処分を下すことを決定した。
まずはPKの判定に納得がいかずに混乱を招いたセネガルのティアウ監督に関しては、「スポーツマンシップに反する行為、フェアプレーと誠実さの原則に違反」したとし、5試合の出場停止処分を下すことに。さらに、10万ドル(約1540万円)の罰金処分も科された。また、セネガル代表のイリマン・エンディアイエとイスマイラ・サールには「審判員に対するスポーツマンシップに反する行為」があったとしてそれぞれ2試合出場停止に。その他、セネガルサッカー連盟(FSF)に対してはサポーターの不適切行動があったとして30万ドル(約4620万円)、選手とテクニカルスタッフのスポーツマンシップに反する行為として30万ドル、代表チームの懲戒違反行為により1万5000ドル(約230万円)の罰金を科すこととなり、5選手に警告が与えられた。
一方でモロッコ側にも処分が。アクラフ・ハキミに対して2試合の出場停止処分が下され、1試合は1年間の執行猶予がつくことに。イスマエル・サイバリに対しては3試合の出場停止処分が下された。いずれも「スポーツマンシップに反する行為」が問題視されている。なお、サイバリには10万ドルの罰金処分も加えられている。
また、モロッコサッカー連盟(FRMF)に対してはボールボーイに不適切な行為があったとして20万ドル(約3080万円)の罰金処分が下された他、選手やスタッフがVARレビューエリアに侵入して審判の作業を妨害したとして10万ドル、レーザーポインターをサポーターが使用したとして1万5000ドルの罰金処分が下されている。なお、モロッコ側が試合結果に対して不服申し立てをしていたが、その件に関しては却下されたとのことだ。
セネガル、モロッコともにFIFAワールドカップ26の出場が決まっており、ティアウ監督の出場停止処分は影響が出るかと思われたが、選手らに対する出場停止処分はいずれもCAFの公式戦にのみ適用されるとのこと。ワールドカップ本大会には影響を及ぼさないことが確認されている。
By サッカーキング編集部
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