大分がベルギー1部シント・トロイデンとの業務提携延長を発表
大分トリニータは14日、2018年2月から続くシント・トロイデン(ベルギー1部)との業務提携の契約延長に合意したことを発表した。
1924年創立のシント・トロイデンはジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)に所属するクラブ。2017年11⽉に合同会社『DMM.com』が経営権を取得し、翌年に元FC東京GM(ゼネラル・マネージャー)の⽴⽯敬之氏が最⾼経営責任者(CEO)に就任した。現在はGKシュミット・ダニエル、GK鈴⽊彩艶、DF橋岡⼤樹、DF⼩川諒也、MF伊藤涼太郎、MF⼭本理仁、MF藤⽥譲瑠チマ、FW岡崎慎司と8人の日本人選手が在籍している。
同クラブとの業務提携の目的として、大分は次の5つを挙げている。
1:人材育成―人材育成のための人的交流
2:国際交流―国際間の相互理解を高めての人的ネットワークの拡大
3:情報収集―双方のスカウト活動のサポート及びビジネス関連の情報交換
4:選手育成に関するノウハウの提供
5:スタジアムテクノロジー、マーチャンダイジング等のノウハウの提供
その上で成果として「大分トリニータアカデミーより13名がSTVV(シント・トロイデン)での短期留学を経験し、その中から既に⼸場将輝選⼿や屋敷優成選⼿が⼤分トリニータのトップチームへの昇格を果たしています」と伝え、「このプロジェクトは大分トリニータアカデミーが掲げる『逞しい選手を育てる』という狙いに沿った形で徐々に結果が出てきており、引き続き取り組んで参ります」と発表している。
業務提携の延長に際し、シント・トロイデンの立石CEOと大分の小澤正風代表取締役はそれぞれ次のようなコメントを発表している。
◼︎シント・トロイデン ⽴⽯敬之CEO
「私がサッカー選⼿を引退し、フロントとしてのキャリアをスタートしたクラブと業務提携の契約を延⻑することができ、嬉しく思います。この提携は両クラブにポジティブな影響を与えていますし、将来的にはこの提携を通じて『⼤分経由STVV、そして世界の舞台』で戦える選⼿を育てることを⽬標にこれからも取り組んでいきたいと思います」
◼︎大分トリニータ 小澤正風代表取締役
「この度、STVVとの業務提携延⻑について合意致しました。STVVと業務提携したのは2018年。それ以降、4回もアカデミーの選⼿やスタッフの留学を受け⼊れて下さいました。実利を伴った提携として、この留学を経て大分トリニータでプロになった選⼿も出てくる様になりました」
「これも⼀重に、大分トリニータのアカデミーを受け⼊れて下さった⽴⽯CEOを始めSTVVのスタッフの皆様のお陰だと感謝しております。特に⽴⽯CEOにおかれましては、⼤分を離れても尚、⼤分トリニータに対して熱い想いを持って頂いている事に対して改めて深く御礼申し上げます」
「⼤分トリニータではこれからも育成型クラブとして、様々なパートナーと共に成⻑していきたいと思います。今後とも、STVV、⼤分トリニータを宜しくお願い申し上げます」
By サッカーキング編集部
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