鈴木唯人の復帰後初ゴールで清水が上位対決を制す [写真]=J.LEAGUE via Getty Images
明治安田生命J2リーグ第29節が5日から6日にかけて各地で開催された。
首位を走るFC町田ゼルビアは敵地でファジアーノ岡山と対戦。試合は立ち上がりの6分、右からの折り返しを田中雄大が押し込み、岡山が先手を取る。1点ビハインドとなった町田は39分、セットプレーのこぼれ球からチャン・ミンギュが右足シュートを叩き込み、同点としてハーフタイムに突入。後半に入ると47分、町田はゴール前の混戦からエリキがヒールシュートで逆転弾を沈めた。68分には末吉塁の突破がペナルティエリア内でのハンドを誘発して岡山がPKを獲得したものの、櫻川ソロモンの放った一撃はGKポープ・ウィリアムに阻まれる。守護神が好セーブを見せた直後の71分、右サイド高い位置でのロングスローから最後は平河悠がヘディングシュートを決めて勝負あり。試合はこのまま終了し、町田が2連勝を飾った。
直近の10試合を7勝3分と無敗で駆け抜けている絶好調のジュビロ磐田は、ホームにベガルタ仙台を迎えた。試合は21分、左コーナーキックから松本昌也が先制ゴールを記録。その後は金子翔太、ジャーメイン良が追加点を挙げ、80分には松本がこの日2点目を決める。4点をリードした試合終盤には1点を返されたものの、後半の立ち上がりに退場者を出した仙台にこれ以上の反撃を許さず、4-1で勝利した。
3位東京ヴェルディと4位清水エスパルスの“直接対決”では、鈴木唯人が35分に決めたゴールが決勝弾となり、1-0で清水が勝利。今夏にストラスブールへの期限付き移籍から戻ってきた“エース”が、復帰後のリーグ戦初スタメンとなった一戦で結果を残し、清水を3位へ浮上させた。
直近4試合を3勝1分という成績で終えているジェフユナイテッド千葉は、徳島ヴォルティスと壮絶な撃ち合いを披露。徳島は森海渡の2ゴールによって1点リードで後半に突入すると、56分には棚橋尭士が巧みなドリブル突破からフィニッシュを沈め、リードを広げる。それでも86分、千葉の田口泰士が放ったロングフィードから徳島のGKホセ・アウレリオ・スアレスにミスが生まれ、千葉にとってはラッキーな形でリードが縮まる。後半アディショナルタイムには右コーナーキックから米倉恒貴がヘディングシュートを押し込み、土壇場で同点ゴールを記録した。試合は3-3終了し、千葉は3連勝こそ逃したものの5戦負けなしをキープ。一方の徳島は、ツエーゲン金沢がヴァンフォーレ甲府を2-0で下したことにより、入れ替わりで降格圏の21位に沈むこととなった。
今節の試合結果と順位表、次節の対戦カードは下記の通り。
■第29節
▼8月5日(土)
藤枝MYFC 1-2 モンテディオ山形
ファジアーノ岡山 1-3 FC町田ゼルビア
▼8月6日(日)
東京ヴェルディ 0-1 清水エスパルス
ヴァンフォーレ甲府 0-2 ツエーゲン金沢
V・ファーレン長崎 0-0 いわきFC
ザスパクサツ群馬 1-0 栃木SC
大宮アルディージャ 1-0 ブラウブリッツ秋田
ジュビロ磐田 4-1 ベガルタ仙台
レノファ山口FC 2-2 大分トリニータ
徳島ヴォルティス 3-3 ジェフユナイテッド千葉
ロアッソ熊本 0-0 水戸ホーリーホック
■順位表
※()内は勝ち点/得失点差
1位 町田(60/+26)
2位 磐田(54/+22)
3位 清水(49/+29)
4位 東京V(49/+16)
5位 長崎(46/+11)
6位 甲府(46/+7)
7位 大分(46/-1)
8位 群馬(44/+5)
9位 山形(41/+7)
10位 千葉(39/-2)
11位 岡山(38/+4)
12位 藤枝(37/-9)
13位 秋田(36/-7)
14位 熊本(33/+1)
15位 仙台(33/-8)
16位 水戸(33/-13)
17位 いわき(32/-17)
18位 山口(32/-22)
19位 栃木(31/-3)
20位 金沢(31/-13)
21位 徳島(29/-12)
22位 大宮(25/-21)
■第30節の対戦カード
▼8月12日(土)
18:00 水戸 vs 長崎
18:00 町田 vs 磐田
18:00 清水 vs 山口
19:00 山形 vs 千葉
19:00 金沢 vs 熊本
19:00 大分 vs 藤枝
▼8月13日(日)
18:00 秋田 vs 東京V
18:00 いわき vs 甲府
18:00 栃木 vs 徳島
19:00 仙台 vs 群馬
19:00 大宮 vs 岡山
By サッカーキング編集部
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