フェイエノールトの新監督に就任したプリスケ氏 [写真]=Getty Images
フェイエノールトは12日、ブライアン・プリスケ新監督の就任を発表した。契約期間は2027年6月30日までの3年間となっている。
日本代表FW上田綺世も所属するオランダ屈指の名門が、デンマーク出身の新指揮官の元で新シーズンを迎えることとなった。フェイエノールトでは2021年夏からトップチームを率い、エールディヴィジやKNVBカップ(国内カップ戦)制覇に導いたアルネ・スロット氏が今夏に退任し、ユルゲン・クロップ前監督の後任としてリヴァプールの新指揮官に就任。覇権奪還を目指す2024-25シーズンに向けて、新監督探しが続いていた。
デンマーク出身で現在47歳のプリスケ新監督は、現役時代にヘンクやクラブ・ブルッヘ、FCミッティランなどでプレーし、2011年夏の引退後に指導者へ転身。FCミッティランやコペンハーゲンでアシスタントコーチを歴任し、2019-20シーズン途中に暫定監督を経てFCミッティランの指揮官に就任した。同シーズンのデンマーク・スーペルリーガを制覇すると、ロイヤル・アントワープを経て、2022年夏にはチェコの名門スパルタ・プラハの監督に就任。初年度に国内リーグを制し、2年目の2023-24シーズンは国内リーグとカップ戦の“2冠”を達成した。
フェイエノールトのテクニカルディレクターを務めるデニス・テ・クローゼ氏はプリスケ新監督の招へいに際して次のようなコメントを発表している。
「新たな指揮官は一夜にして決まったわけではない。私以外にも何人かの人物が密接に関わり、多くの指導者を集中的に調査して、我々が希望するプロフィールに最も適した人物を見極めた。クラブとして、ここ数年で経験した成長と達成した成功を土台にしたいと考えていた」
「そのプロセスを経た結果、ブライアン・プリスケが論理的かつ関係者全員にとって最良の決断であると結論付けた。彼は既に複数のクラブで選手を成長させ、攻撃的なサッカーを提唱し、結果を残している。彼がオランダ語を話せるというのも素晴らしいね」
By サッカーキング編集部
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