ノイアーがブンデス史上4人目の快挙達成 [写真]=Getty Images
バイエルンに所属しているドイツ代表GKマヌエル・ノイアーが、ブンデスリーガ通算500試合出場を達成した。
バイエルンは12日、ブンデスリーガ第33節でヴォルフスブルクをホームに迎えた。試合は立ち上がりの4分にU-21クロアチア代表MFロブロ・ツボナレクのトップチーム初ゴールでバイエルンが先手を取ると、続く13分には敵陣でのボール奪取からドイツ代表MFレオン・ゴレツカが右足で正確な一撃を突き刺す。試合はこのまま2-0でタイムアップ。今季のブンデスリーガはレヴァークーゼンの優勝が決まったなか、バイエルンが今季のホーム最終戦を白星で飾った。
同試合に先発出場したノイアーは、負傷などのアクシデントに見舞われたわけではないものの、74分にイスラエル代表GKダニエル・ペレツとの交代でピッチを後にしていた。そんなノイアーは同試合に出場したことで、ブンデスリーガにおける出場試合数が大台の「500」に到達。今季は負傷の影響で開幕から出遅れたものの、復帰後は不動の“守護神”として、ここまでブンデスリーガ22試合でゴールマウスを守っている。
現在38歳のノイアーはゲルゼンキルヒェンの出身で、地元の強豪であるシャルケのアカデミー育ち。2006-07シーズンのブンデスリーガ第2節アレマニア・アーヘン戦でトップチームデビューを飾ると、以降は不動の立ち位置を確立し、2010-11シーズンのDFBポカール優勝やチャンピオンズリーグ(CL)準決勝進出に大きく貢献。同シーズン終了後、バイエルンへ完全移籍し、ブンデスリーガ11連覇を経験。5度のDFBポカール優勝、2度のCL制覇など数々のトロフィーを掲げ、ドイツの“絶対王者”でも絶対的な地位を築いた。2017-18シーズンからはキャプテンも務めている。
なお、ノイアーはシャルケでブンデスリーガ通算「156」試合、バイエルンでブンデスリーガ通算「344」試合に出場している。
データサイト『Opta』によると、ブンデスリーガ通算500試合出場を達成した選手は、過去に3名しかいないという。カールスルーエを経て加入したバイエルンで“絶対的守護神”として活躍した元ドイツ代表GKオリバー・カーン氏が通算557試合に出場しており、これがブンデスリーガにおける歴代最多出場記録。ドルトムントとシュトゥットガルトでゴールマウスを守った元西ドイツ代表GKアイケ・インメル氏が534試合出場、ハンブルガーSVやフランクフルトを中心に活躍した元西ドイツ代表GKウリ・シュタイン氏が512試合出場を記録している。38歳にして大台に到達したノイアーは、前記3名の選手に続く、史上4人目の快挙を達成した。
By サッカーキング編集部
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