自身の加入記者会見に臨んだケイン [写真]=Getty Images
バイエルンに加入したイングランド代表FWハリー・ケインが、自身の加入記者会見で意気込みを語った。13日、イギリス紙『デイリー・メール』などがコメントを伝えている。
ケインは、「僕はいつも自分の限界を超えて、どこまで行けるか試してみたいと思っていた。チャンピオンズリーグ(CL)を目指して戦いたいし、タイトルを目指して戦いたい。その挑戦を楽しみにしている」とバイエルン移籍の経緯を説明しつつ、「忙しい1週間だった。これは僕にとって初めての(完全)移籍で、浮き沈みの多い期間だったが、今ここにいられて幸せだ。トッテナムとダニエル・レヴィ会長の幸運を祈っている。しかし、僕の焦点は今ここにあり、このチームの助けになりたい」と古巣であるトッテナムにメッセージを送りながら、バイエルンでの決意を口にした。
また、新天地での順応について問われると、「僕はストライカーであり、ゴールスコアラーでもあるので、皆んなは僕の得点を期待している。僕がチームメイトたちとリンクできれば、当然ゴールを奪えると思っている」と自信をのぞかせながら、「僕のプレースタイルはゴールを決めるだけではないので、アシストやビルドアップにも絡んでいきたい」と得点以外でもチームに貢献していく意向を明かしている。
さらに、1億400万ポンド(約191億円)とも報じられる移籍金に対しては、「1億ポンドは大金だ。金額に見合った活躍で返す責任は感じている。クラブは大きなことを達成するために移籍金を払ったが、僕も大きなことを達成したいので、僕らは同じ道を歩んでいる」とコメントした。
加入後初出場を果たしたものの、DFLスーパーカップでライプツィヒに0-3で敗れたことには、「チームは悪いスタートを切った」と述べつつも、「素晴らしいクオリティと素晴らしい個性を持った選手たちがいる。リーダーシップを発揮できる僕が加わって、チームを助けられることを願っている。特にホームでの敗戦は残念だが、いずれチームを上のレベルに押し上げられるよう努力していくつもりだ」と力強く語っている。
現在30歳のケインはトッテナムの下部組織で育成年代を過ごし、下部リーグへの複数回のレンタル移籍を経て、2013年夏からトップチームに定着した。背番号「10」を託され臨んだ2015-16シーズンには、プレミアリーグで25ゴールを記録し、自身初の得点王に輝く。その後も韓国代表FWソン・フンミンらと共に強力な前線を形成し、2016-17シーズンと2020-21シーズンにもプレミアリーグ得点王のタイトルを獲得した。
2023-24シーズンのブンデスリーガは来週に開幕し、バイエルンは日本時間19日にブレーメンと対戦する。
By サッカーキング編集部
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