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バルセロナ、4部クラブ相手に3-2の辛勝…後半ATにPKを決められ1点差に迫られるなど大苦戦

2024.01.08

コパ・レル・レイでラウンド16進出を決めたバルセロナ [写真]=Getty Images

 コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)・ラウンド32が7日に行われ、バルバストロ(4部)とバルセロナ(1部)が対戦した。

 折り返しを迎えたラ・リーガでは、12勝2敗5分の3位につけるバルセロナ。2024年の初戦となったラス・パルマス戦では、先制を許しながら後半アディショナルタイムにイルカイ・ギュンドアンがPKを決めて、なんとか白星を掴んだ。3大会ぶりのコパ・デル・レイ制覇に向け、まずは中2日で迎えたバルバストロ戦での勝利を目指し、ラウンド16進出を狙う。

 試合の序盤は、ボールが両陣内を行き交うオープンな展開に。16分には、バルセロナがポゼッションでバルバストロを押し込むと、右サイドから中盤を経由して左サイドの高い位置に張っていたエクトル・フォートへとボールが渡る。真横に出されたパスをフリックしたジョアン・フェリックスは、フェラン・トーレスとワンツーをする形でボックス内にスプリント。そのまま右足で放ったシュートは、相手選手に当たってゴールに向かうが、GKが逆を取られながら足で弾き出し、得点には至らなかった。

 すると直後の18分、バルセロナがスコアを動かす。バルバストロのカウンターからハーフライン付近でロナルド・アラウホがボールを奪取。アンドレアス・クリステンセンが大きく右サイドにロングパスを送ると、フリーとなっていたハフィーニャがゴール前の様子を確認しながら余裕を持ってグランダーのクロスを供給する。2列目から走り込んだフェルミン・ロペスが左足でネットに流し込み、バルセロナが先制に成功した。

 リードを奪ったバルセロナは、42分に最終ラインからボールを繋いで右サイドに展開。ハフィーニャのスルーパスに抜け出したフェルミン・ロペスが右足でクロスを送ると、ファーサイドで待ち受けていたJ・フェリックスが頭で合わせてネットを揺らすが、副審の旗が上がってゴールは取り消されてしまった。

 1点をリードするバルセロナは、51分に貴重な追加点を奪う。フレンキー・デ・ヨングからパスを受けたJ・フェリックスが、左サイドで待つエクトル・フォートにボールを繋ぐ。ボックス左角でのカットインから右足でクロスを供給すると、大外から飛び込んできたハフィーニャが右足で合わせ、バルセロナがリードを2点に広げた。

 意地を見せたいバルバストロも、59分に右サイドでコーナーキックを獲得すると、ゴール前に精度の高いクロスが送り込まれる。複数の選手が競り合うなか、混戦からこぼれたボールを、アドリア・デ・メサがGKの目の前で軌道を変えゴールイン。バルバストロが1点を返し、スタジアムは大歓声に包まれた。

 1点差に迫られたバルセロナだったが、88分に途中出場のロベルト・レヴァンドフスキの放ったヘディングが、相手選手の手に当たってPKを得る。キッカーを務めたレヴァンドフスキが、冷静にGKの逆をついて大きな3点目を挙げた。

 だが、このまま終了かと思われた後半アディショナルタイムに再びスコアが動く。浮き球のクリアを試みたフェルミン・ロペスの振り足が、バルバストロの選手に接触し、バルセロナが痛恨のPKを献上。プレッシャーがかかるなか、マーク・プラット・セラーノが豪快にPKを叩き込んで、再度1点差に迫る。しかし、反撃はここまで。試合はそのまま3-2で終了し、勝利したバルセロナがラウンド16進出を決めている。

【スコア】
バルバストロ 2-3 バルセロナ

【得点者】
0-1 18分 フェルミン・ロペス(バルセロナ
0-2 51分 ハフィーニャ(バルセロナ
1-2 60分 アドリア・デ・メサ(バルバストロ)
1-3 88分 ロベルト・レヴァンドフスキ(PK/バルセロナ
2-3 90+3分 マーク・プラット・セラーノ(PK/バルバストロ)

By サッカーキング編集部

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