CLベスト4入りを決めたバイエルン [写真]=Getty Images
チャンピオンズリーグ(CL)・準々決勝セカンドレグが17日に行われ、バイエルン(ドイツ)とアーセナル(イングランド)が対戦した。
今大会、バイエルンはグループAで5勝1分無敗と圧巻の戦いを披露。コペンハーゲン(デンマーク)、ガラタサライ(トルコ)、マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)を抑えて首位通過を果たすと、ラウンド16では鎌田大地が所属するラツィオ(イタリア)と激突。敵地で行われたファーストレグでは0-1と敗北を喫したものの、ホームに戻ったセカンドレグで3-1と逆転に成功し、5シーズン連続の準々決勝進出を決めていた。
一方、今季7シーズンぶりにCLの舞台へ戻ってきたアーセナルは、グループBを4勝1分1敗の成績で首位通過。第2節でRCランス(フランス)に1-2で敗れ、不穏な空気も漂ったが、残る試合では国内でも見せているような安定した試合運びで勝ち点を積み重ねた。決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)ではポルト(ポルトガル)と対戦し、敵地でのファーストレグは苦戦の末に0-1で敗れたが、セカンドレグではレアンドロ・トロサールが同点弾を挙げると、PK戦までもつれ込む死闘を制した。2009-10シーズン以来、14年ぶりのベスト8入りを果たしている。
1週間前にアーセナルの本拠地で開催されたファーストレグは、序盤からアーセナルが主導権を握り、12分にはブカヨ・サカのコントロールショットで先手を取る。だが、バイエルンは18分にセルジュ・ニャブリがゴールを決めると、32分にハリー・ケインがPKを沈め、限られたシュート本数ながらも逆転に成功。後半はアーセナルペースのなかで得点が生まれなかったが、“ジョーカー”のトロサールが76分に同点ゴールを挙げ、2-2のドローに持ち込んでいた。
決着がつくセカンドレグに向けて、バイエルンはファーストレグからスターティングメンバー2名を変更。左サイドバックのアルフォンソ・デイヴィスが出場停止のため、代わってヌサイル・マズラウィが、ニャブリが負傷中のため、代わってラファエル・ゲレイロが起用された。対するアーセナルのスタメン変更は1名のみ。左サイドバックのヤクブ・キヴィオルに代わり、冨安健洋が公式戦およそ4カ月半ぶりの先発に名を連ねた。
試合は両者得点が生まれず、前半をスコアレスで終えると、63分にラファエル・ゲレイロのクロスに走り込んだジョシュア・キミッヒが頭で押し込んでホームのバイエルンが先制した。
追いかけるアーセナルはガブリエウ・ジェズスやトロサールらを投入して最後までゴールを目指したが、得点を奪うことはできずに試合はこのままタイムアップ。この結果、バイエルンは優勝した2019-20シーズン以来4季ぶりにベスト4入りを果たした。
この後、勝利したバイエルンはレアル・マドリードとの準決勝に臨む。ファーストレグは4月30日、セカンドレグは5月8日に行われる。
【スコア】
バイエルン 1-0(2戦合計:3-2) アーセナル
【得点者】
1-0 63分 ジョシュア・キミッヒ(バイエルン)
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By サッカーキング編集部
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