背番号18に変更した最初の試合でゴールを決めた上田綺世 [写真]=金田慎平
日本代表は10日、キリンチャレンジカップ2025でパラグアイ代表と対戦し、2-2で引き分けた。試合後、後半アディショナルタイムに劇的同点ゴールを挙げたFW上田綺世(フェイエノールト/オランダ)がフラッシュインタビューに登場した。
日本代表は前半の21分、1本のロングパスで中央を破られ、MFミゲル・アルミロン(アトランタ・ユナイテッド/アメリカ)に先制ゴールを奪われたものの、直後の26分には、FW小川航基(NEC/オランダ)が強烈なミドルシュートをねじ込み、即座に試合を振り出しに戻す。次の1点が生まれないまま後半に入ると、64分には左サイドを破られ、MFディエゴ・ゴメス(ブライトン/イングランド)にヘディングシュートを決められ、またも1点ビハインドを強いられる。
このまま後半アディショナルタイムに突入したが、89分からピッチに立った上田が、後半アディショナルタイムに大仕事。右サイドで顔を上げたMF伊東純也(ヘンク/ベルギー)が鋭い弾道のクロスボールを上げると、ニアサイドに飛び込んだDF瀬古歩夢(ル・アーヴル/フランス)を超え、最後はファーサイドへ走り込んだ上田がヘディングシュートを沈める。上田の劇的同点ゴールで、日本代表は2-2のドローに持ち込んでいた。
試合後、上田は「チャンスを逃さないように意識はしていたので、その準備が結果になって嬉しいです」と率直な心境を明かす。現在、上田は所属クラブのフェイエノールトでも、エールディヴィジ開幕から8試合を終えて8ゴールと絶好調だが、上田はこれまでの“積み重ね”の成果として、今の自分があると分析しているようだ。
「もちろん調子が良いのもありますが、積み重ねてきたことが着実に力となり、結果として表れていると思います。もちろん、噛み合っている部分も多くありますが、今は非常に良い状態です」
この後、日本代表は14日、キリンチャレンジカップ2025でブラジル代表と対戦する。上田は「今日は勝てませんでしたが、毎試合毎試合、チームとして良い準備をして臨んでいるので、次は勝利という結果を掴み取れるように頑張りたいです」と意気込んだ。
By サッカーキング編集部
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