第19回アジア競技大会の準々決勝が1日に行われ、U-22日本代表はU-24北朝鮮代表と対戦した。
全試合同じスタメンとなっている北朝鮮に対し、日本は直近の試合からスタメンを8名変更。DF馬場晴也(北海道コンサドーレ札幌)、MF松岡大起(グレミオ・ノヴォリゾンチーノ/ブラジル)、MF佐藤恵允(ブレーメン/ドイツ)ら中核を担う選手たちは引き続き先発に名を連ねた。
立ち上がりは前へ前へと圧力をかけていく北朝鮮がゴールへと迫るが、時間の経過と共に日本がボールを保持する時間を伸ばしていく。しかし、ミスも多く流れを掴みきれないまま0-0でハーフタイムを迎えた。
すると51分、相手陣内入ったところでボールを持った馬場のフィードボールを左サイドで受けた佐藤が左足で折り返し、ニアサイドに飛び込んだ内野航太郎が左足で合わせると、対応していたDFに当たってコースの変わったボールがネットを揺らし、日本が先制した。
このゴールによって日本が主導権を握り始めたが、74分にボックス内でボールを収められると、最後はエリア外からキム・ククボムが左足を一閃。強烈なシュートがゴール左上に突き刺さり、試合は振り出しに戻った。
それでも日本は78分、中盤で前を向いた西川潤がドリブルでボールを持ち込み、佐藤とのパス交換からボックス左のスペースへ。飛び出してきたGKより一足早くボールに触れると、GKの手が足にかかりPKを獲得。このPKを松村優太が冷静に決めて日本が再び勝ち越した。
結局、このリードを最後まで守りきった日本が2-1で勝利し、ベスト4進出が決定。準決勝は4日に行われ、3大会ぶり2度目の優勝を狙う日本は、イランに競り勝った香港と決勝進出をかけて対戦することになる。
【スコア】
U-22日本代表 2-1 U-24北朝鮮代表
【得点者】
1-0 51分 内野航太郎(U-22日本代表)
1-1 74分 キム・ククボム(U-24北朝鮮代表)
2-1 80分 松村優太(U-22日本代表)
【スターティングメンバー】
■U-22日本代表(4-2-3-1)
GK:藤田和輝
DF:吉田真那斗、馬場晴也、山﨑大地、奥田勇斗(82分 今野息吹)
MF:谷内田哲平(70分 重見柾斗)、松岡大起;松村優太、西川潤(90+2分 関根⼤輝)、佐藤恵允(90+2分 小見洋太)
FW:内野航太郎
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By サッカーキング編集部
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