リヴァプール戦で決勝点を決めた藤野あおば [写真]=Getty Images
なでしこジャパン(日本女子代表)FW藤野あおばが試合終盤の劇的なゴールでマンチェスター・シティを勝利に導いた。
ウィメンズ・スーパーリーグ(WSL/イングランド女子1部リーグ)第6節が現地時間12日に行われ、マンチェスター・シティは敵地『アンフィールド』でリヴァプールと対戦した。マンチェスター・シティは藤野に加えてGK山下杏也加、MF長谷川唯がスタメンに名を連ね、リヴァプールのMF長野風花も先発出場。DF清水梨紗はベンチスタートとなった。
試合はマンチェスター・シティが長谷川を起点に攻撃を組み立て、アウェイで主導権を握る展開に。それでも後半開始早々の52分、右サイドからの鋭いクロスに合わせたコルネーリア・カポックスのヘディングシュートがGK山下が守るゴールに突き刺さり、劣勢だったリヴァプールが先制に成功した。
ビハインドを負ったマンチェスター・シティは64分、左サイドからのアーリークロスにカディジャ・ショーが頭で合わせると、GKが弾いたこぼれ球をイマン・ベネイが豪快に押し込み試合を振り出しに戻す。さらに最終盤の86分には敵陣右サイドで細かくパスを繋いだところから、藤野がボックス内右に抜け出して右足を一閃。低く鋭いシュートが相手GKの股を抜いてネットを揺らし、土壇場で逆転に成功した。
藤野の今シーズン2ゴール目が決勝点となり、マンチェスター・シティはリヴァプールを2-1で撃破。5連勝を飾り、無敗で首位に立つチェルシーを「1」ポイント差で追っている。次節は11月1日に行われ、リヴァプールはDF古賀塔子が所属するトッテナム・ホットスパー、マンチェスター・シティはDF遠藤優と植木理子が所属するウェストハムと対戦する。
By サッカーキング編集部
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