磐田と鹿島が対戦した [写真]=J.LEAGUE via Getty Images
2024明治安田J1リーグ第26節が11日に行われ、ジュビロ磐田と鹿島アントラーズが対戦した。
5戦未勝利で降格圏に沈む18位磐田が、連勝で首位FC町田ゼルビアと勝ち点差「3」に縮めた2位鹿島を『エコパスタジアム』に迎えての一戦。試合開始早々に松本昌也が鋭いミドルシュートで鹿島のゴールを脅かすなど、序盤は磐田がゴールに迫るシーンを生み出していく。
しかし、徐々に鹿島が押し込むようになると、36分に師岡柊生が相手のファウルを誘って鹿島がPKを獲得。キッカーを務めた鈴木優磨がしっかりとゴールネットを揺らし、アウェイチーム画先制にする。45分にはコーナーキックに知念慶が頭で合わせたものの、枠をとらえていたシュートは相手GK三浦龍輝の好セーブに阻まれた。鹿島は1点リードで折り返す。
後半開始早々、松本のクロスが相手DF関川郁万の手に当たったとして磐田がPKを獲得。しかし、VARによるチェック、さらに上村篤史主審のオンフィールドレビューの結果、関川のハンドはなかったと判定が覆り、磐田にPKは与えられずプレーが続けられた。
鹿島は68分、ボックス内で柴崎岳のパスを受けた名古新太郎が反転から右足でゴールネットを揺らす。しかし、ボールをコントロールした際に名古の手に当たっていたため、ハンドで得点は取り消された。
77分、磐田が試合を振り出しに戻す。右サイドからジョルディ・クルークスが高速クロスを供給。投入直後の山田大記が後方からのボールに上手く左足で合わせ、見事なボレーシュートをゴールへ流し込んだ。
すると89分、磐田が逆転に成功する。右サイドの深い位置から植村洋斗がグラウンダークロスを送ると、ニアに飛び込んだ渡邉りょうは合わせられない。それでも、ファーで待ち構えていた古川陽介が角度のないところから流し込んだ。
試合はこのまま終了し、磐田は6試合ぶり白星、鹿島は3試合ぶり黒星となった。鹿島と町田はともに今節敗れ、両者の勝ち点差は「3」のままとなった。
次節は17日に行われ、磐田は敵地で町田と、鹿島はホームで浦和レッズと対戦する。
【得点者】
0-1 38分 鈴木優磨(鹿島)
1-1 77分 山田大記(磐田)
2-1 89分 古川陽介(磐田)
By サッカーキング編集部
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