J1第27節が行われた [写真]=金田慎平、兼子愼一郎、清原茂樹、J.LEAGUE via Getty Images
2024明治安田J1リーグ第27節の9試合が17日に行われた。
首位FC町田ゼルビアは、新加入の日本代表DF中山雄太が加入後初ゴールを挙げるなど、4選手にゴールが生まれてジュビロ磐田に4-0の快勝を収めた。
鹿島アントラーズは、浦和レッズとスコアレスドローに終わり、町田との勝ち点差は「5」に広がった。そして鹿島をかわしてサンフレッチェ広島が2位に浮上。荒木隼人と加藤陸次樹のゴールで名古屋グランパス相手に2点を先行すると、終盤キャスパー・ユンカーに1点を返されたものの、2-1で勝利した広島は5連勝を収めた。
5位ヴィッセル神戸と4位ガンバ大阪の直接対決は劇的な幕切れ。前半終了間際に大迫勇也のゴールで神戸が先制すると、56分に宇佐美貴史が試合を振り出しに戻す。84分に宮代大聖のゴールで神戸が勝ち越したものの、後半アディショナルタイム5分に中谷進之介のゴールでG大阪が再び追いつき、勝ち点「1」ずつを分け合った。
残留を争う湘南ベルマーレと柏レイソルの直接対決は、53分に細谷真大のゴールで柏が先制し、76分に木下康介が追加点を挙げる。試合終了間際に1点を返されたが、柏は2-1で勝利して湘南との勝ち点差を「4」に広げた。
京都サンガF.C.はセレッソ大阪との打ち合いを制して降格圏を脱出した。ラファエル・エリアス、原大智、福田心之助が立て続けにゴールを奪って28分までに3点を先行すると、前半終盤C大阪に1点を返される。それでも、京都は後半にラファエル・エリアスが2点を加えてハットトリックを達成。その後さらに2点を返されたが、京都が5-3で勝利し、磐田と湘南をかわして16位に浮上した。
川崎フロンターレと横浜F・マリノスの“神奈川ダービー”はアウェイチームに軍配が上がった。前半は川崎Fが多くのビッグチャンスを迎えながらも先制点を奪えず。横浜FMは58分にアンデルソン・ロペスのPK成功で先制すると、60分に西村拓真が強烈なミドルシュートを突き刺してリードを広げる。79分に畠中槙之輔が3点目を奪うと、89分にエリソンの見事なボレーシュートを浴びて1点を返されたものの、横浜FMが3-1で勝利した。川崎Fは4連勝ならず9試合ぶりの敗戦となった。
FC東京と東京ヴェルディの“東京ダービー”は今回も決着つかずにスコアレスドロー。アルビレックス新潟は谷口海斗の1点を守り抜いてアビスパ福岡を下して今季初の連勝。新潟が残留に向けて大きな勝ち点「3」を積み上げた一方、福岡は6戦未勝利となった。
今節の試合結果と暫定順位表、次節の対戦カードは以下の通り。
■第27節
▼8月16日(金)
北海道コンサドーレ札幌 5-3 サガン鳥栖
▼8月17日(土)
鹿島アントラーズ 0-0 浦和レッズ
FC町田ゼルビア 4-0 ジュビロ磐田
FC東京 0-0 東京ヴェルディ
川崎フロンターレ 1-3 横浜F・マリノス
湘南ベルマーレ 1-2 柏レイソル
名古屋グランパス 1-2 サンフレッチェ広島
セレッソ大阪 3-5 京都サンガF.C.
ヴィッセル神戸 2-2 ガンバ大阪
アビスパ福岡 0-1 アルビレックス新潟
※()内は勝ち点/得失点差
1位 町田(53/+21)
2位 広島(49/+22)
3位 鹿島(48/+11)
4位 G大阪(47/+10)
5位 神戸(46/+14)
6位 横浜FM(38/+2)
7位 C大阪(38/+2)
8位 FC東京(38/0)
9位 福岡(37/0)
10位 浦和(35/+5)
11位 新潟(35/-2)
12位 東京V(35/-6)
13位 川崎F(34/+4)
14位 名古屋(34/-3)
15位 柏(33/-5)
16位 京都(31/-15)
17位 湘南(29/-4)
18位 磐田(28/-13)
19位 鳥栖(24/-18)
20位 札幌(19/-25)
■第28節の対戦カード
▼8月24日(土)
18:30 G大阪 vs 福岡
19:00 浦和 vs 川崎F
19:00 横浜FM vs C大阪
19:00 湘南 vs 名古屋
19:00 京都 vs FC東京
▼8月25日(日)
18:00 東京V vs 鹿島
18:30 広島 vs 柏
19:00 新潟 vs 町田
19:00 磐田 vs 札幌
19:00 神戸 vs 鳥栖
By サッカーキング編集部
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