植田直通(撮影は第14節広島戦) [写真]=J.LEAGUE via Getty Images
天皇杯JFA第104回全日本サッカー選手権大会・ラウンド16(4回戦)が21日に行われ、ヴァンフォーレ甲府と鹿島アントラーズが対戦した。
J2での7シーズン目を過ごす甲府と、創設以降J2に落ちたことのない鹿島は、リーグ戦では2017シーズンを最後に対戦がないものの、天皇杯ではこれが3年連続の顔合わせとなる。第102回大会では準決勝で対戦し、宮崎純真のゴールを守り切った甲府が1-0で勝利。この大会、甲府はクラブ史上初の天皇杯制覇を成し遂げた。前回大会では3回戦で対戦し、両チーム合わせて26回ものキックが行われたPK戦の末、甲府が“連勝”。鹿島としては2年連続で“屈辱”の結果で終わっており、今大会のラウンド16でリベンジのチャンスがやってきた。
甲府の本拠地『JIT リサイクルインク スタジアム』にてキックオフを迎えた一戦は、序盤の6分に木村卓斗がペナルティエリア手前から左足でミドルシュート。ここはGK正面となったものの、29分には甲府が均衡を破る。ペナルティエリア手前に落ちた三平和司が斜めのパスを引き出し、ポストプレーで左サイドへ繋ぐと、宮崎が左足でクロスボールを供給。最後は三沢直人がヘディングで押し込み、甲府が先手を取った。
1点ビハインドとなった鹿島も即座に反撃へ。30分を過ぎた頃には師岡柊生の放ったシュートがポストに直撃。36分には濃野公人が右足を振り抜くと、ディフレクションした一撃は枠を捉えたが、ここはGK渋谷飛翔に弾き出され、ゴールとはならない。
前へ出る時間を作りながら、鹿島にとっては歯がゆい時間が続くなか、前半はアディショナルタイムに突入。このまま前半終了かと思われたが、鹿島は一瞬の隙を逃さない。自陣高い位置で植田直通がヘディングでクリアすると、このボールが敵陣へ流れ、ヘナト・アウグストの処理が乱れてボールが背後へ向かう。ルーズボールを藤井智也が回収し、体制を立て直すと、右足でGK渋谷の股下を通し、ゴールネットを揺らした。
1-1で後半へ折り返すと、鹿島のランコ・ポポヴィッチ監督が動く。ミロサヴリェヴィッチと田川亨介を下げて、名古新太郎と鈴木優磨を投入。後半は鹿島が押し込む時間が続くが、なかなか次の1点は生まれない。
このまま後半アディショナルタイムに向かっていったが、試合はこのままでは終わらなかった。89分、鹿島は右コーナーキックを獲得すると、柴崎岳が右足で高めのボールを供給。ボックス内で頭1つ抜け出した植田がヘディングシュートを突き刺し、土壇場で鹿島が逆転に成功した。
試合はこのままタイムアップ。“3度目の正直”で甲府を破った鹿島が、準々決勝に駒を進めた。準々決勝は9月18日に予定されており、ヴィッセル神戸と対戦する。
【得点者】
1-0 29分 三沢直人(ヴァンフォーレ甲府)
1-1 45+3分 藤井智也(鹿島アントラーズ)
1-2 89分 植田直通(鹿島アントラーズ)
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By サッカーキング編集部
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