浦和レッズのGK西川周作(撮影は第3節浦項スティーラーズ戦) [写真]=Getty Images
2023-24シーズンのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)・グループJ第6節(最終節)が6日に行われ、浦和レッズ(日本)はハノイFC(ベトナム)に1-2で敗れた。試合後、浦和レッズのGK西川周作がフラッシュインタビューで試合を振り返った。
試合は立ち上がりから浦和のペースで進行したものの、6分に獲得したPKをアレクサンダー・ショルツがまさかの失敗。キック前にGKグエン・バン・ホアンがゴールラインを離れているようにも見えたが、やり直しとはならず、浦和はその後もボールを握りながらも前半をスコアレスで終える。後半に入ると53分にコーナーキックから失点。65分には荻原拓也の上げた低い弾道のクロスボールからブライアン・リンセンが同点ゴールを挙げたが、87分にはPKでハノイFCに勝ち越し弾を決められ、試合は1-2でタイムアップを迎えた。
この結果、浦和はグループJを2位で終えた。東地区の他のグループは未だ最終節を消化していないものの、浦和は現時点での勝ち点で他グループの2位チームを上回ることができず、グループ敗退が決定。アジア2連覇の夢が絶たれた。
試合後、西川はインタビューで率直な心境を告白。「非常に受け入れ難い結果になってしまいました。僕たちがアジアを連覇するっていう意味でも、今日は勝利が必要だったので、何としても勝ちたかったです。これだけ多くのファン・サポーターが足を運んでくれた中で、結果を出せずに非常に悔しいです」と、勝利必須のアウェイゲームでの敗北に悔しさを露わにした。
ボール支配率は66.7%と相手を圧倒し、主導権を握る時間がほとんどの中で、なかなかゴールをこじ開けることができなかったが、西川は「前半から少しイージーなミスが多かったですし、ボールを握るというところはチームとしてのテーマではあったのですが、精度を欠いた部分が多かったです」と話している。87分にPKで許した失点についても「PKの場面で自分がしっかりとチームを助けられなかったということは、しっかりと反省しなければなりません」と振り返り、「もっとチームを助けられるGKになっていきたいなと思います」と語った。
これで浦和は2024-25シーズンのACLに出場できる可能性が消滅した。この後は昨季のアジア王者としてサウジアラビアで開催されるFIFAクラブワールドカップ2023に参戦予定。15日に行われる準々決勝でレオン(メキシコ)と対戦する。
By サッカーキング編集部
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