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[第11回ブラインドサッカー日本選手権]初出場のbuen cambioが首位通過

2012.06.11

 6月9日、味の素スタジアムで第11回ブラインドサッカー日本選手権が行われた。今大会は全国から参戦。大会1日目は朝から雨が降り続ける悪天候の中、史上最多の12チームが4つのグループ(A、B、C、D)に別れて予選リーグを戦った。

 予選グループAは、選手権初出場のbuen cambio(神奈川県)が1勝1分けで勝ち点4を獲得し、見事に首位通過を果たした。続いて2位が1勝1敗で勝ち点3の大阪ダイバンズ(大阪府)、3位が1分け1敗で勝ち点1のT.Wings(東京都)となった。

ブラインドサッカー
円陣を組むbuen cambio。選手権初出場ながら予選グループAで首位通過を果たした

 buen cambioのキャプテンを務めるブラインドサッカー日本代表の落合啓士選手は「試合を重ねるごとにチーム全員が攻守共に成長してきていると思います」とチームが成長している確かな手ごたえを語った。続けて「1戦目で当たったT.Wingsと前に戦った時はかなり苦戦したのですが、今回は自分たちが主導権を握って戦えていたと思います。明日も観に来てくれた皆さんにbuen cambioはいいチームだねと言ってもらえるような試合をしたいですね」と翌日の戦いに向けた意気込みを力強く語ってくれた。

ブラインドサッカー
ゴール前での激しい攻防。ボールが見えていないとは思えない強烈なシュートに観衆から驚きの声が上がった

 今大会注目の強豪、大会5連覇を狙うF.C.Avanzare(茨城県)が入った予選グループBは、第1戦を2-0、第2戦を4-0と連勝して勝ち点6を得た現王者が貫録を見せつけ、予選リーグ首位通過を決めた。得失点差+6での2連勝は出場チームで最高の成績。続いて2位が1勝1敗の乃木坂ナイツ(東京都)、3位が2敗で勝ち点0のコルジャ仙台FC(宮城県)となった。

 「選手一人ひとりが新たな気持ちで、去年よりもよい状態に調整してきました。チームは5連覇を目指そうという気持ちで一つになれています。僕らはパスを繋いで、個人の能力よりは組織力で戦うチームだと思っているので、チーム全体の総合力で戦う、強いサッカーを見せられればいいなと思います。」と語ったF.C.Avanzareのキャプテン川村怜選手の言葉からは、5連覇を目指す王者の意気込みが強く感じられた。

 9日の試合結果は下記のとおり。

[グループA]
・buen cambio 0-0 T.Wings
・大阪ダイバンズ 0-2 buen cambio
・T.Wings 0-1 大阪ダイバンズ

[グループB]
・乃木坂ナイツ 0-2 F.C.Avanzare
・コルジャ仙台FC 0-3 乃木坂ナイツ
・F.C.Axanzare 4-0 コルジャ仙台FC

[グループC]
・松戸ウォーリアーズ 1-0 FCレインボー
・FCレインボー 0-3 ラッキーストライカーズ福岡
・ラッキーストライカーズ福岡 1-0 松戸ウォーリアーズ

[グループD]
・山梨キッカーズ 0-3 たまハッサーズ
・兵庫サムライスターズ 3-0 山梨キッカーズ
・たまハッサーズ 1-0 兵庫サムライスターズ

文・写真=油井孝徳(サッカージャーナリスト養成講座

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