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【インタビュー】闘いは終わらない-フランチェスコ・トッティ-

2012.04.17

CALCiO2002 2012.05.12(No.148)掲載]
ローマの王様は新たなタイトルを夢見ている。
若いチームを時に引っ張り、時に支え、ユニフォームを脱ぐ日が来る前に新たな黄金期を築くことを誓う。

                                        インタビュー・文=ピエロ・トーリ 翻訳・構成=高山 港

ローマは大きな変革の中にある。だけど、君は何ら変わっていないようだね。もっとも、「新しいローマに老いたトッティ」なんて皮肉を言う人もいるみたいだけど……。

トッティ 「新しいローマ」は誰にも否定できない事実だね。それでも「老いたトッティ」には納得できないな。確かに俺はそれなりに歳を重ねた。でも、気持ちは若い頃と全く変わっていないつもりだ。サッカーへの情熱は全然衰えていない。少なくともあと2年は現役でプレーしたいと思っているよ。

新たなローマ首脳陣によるチーム作りには100パーセント同意できている?

トッティ もちろんだよ。ジャッロロッソは俺がこれまでのキャリアで着た唯一のユニフォームだ。いや、厳密に言えばマーリア・アッズーラ(代表の青いユニフォーム)もあるけど、俺の中でローマでプレーすることには唯一無二の価値がある。だから、このユニフォームを着てもう一度タイトルを獲得したい。新たな首脳陣が掲げる壮大なプロジェクトは、俺のその夢を助けてくれるものだと思っているよ。

ローマへの愛情はいまだ衰えず、ってところか。ドイツW杯で優勝した後、君は「それでもやはりスクデットのほうが大きな勝利だ」と言っていたよね。個人タイトルとしてはセリエA得点王やゴールデンシューを受賞してもいるけど、やはりスクデットが一番なんだろうか?

トッティ 俺にとっては当たり前のことさ。ローマに生まれ、ロマニスタとして育った者だけが、ローマのユニフォームを着てスクデットを獲得することの本当に価値を理解できるんだろうな。俺は多くのタイトルを手にしてきた。W杯優勝という、サッカー選手にとっては最高の栄誉も味わった。ただ、ローマでのスクデット獲得は他の何にも優る喜びだった。他の人がどう思おうが、俺にとってはただ一つの真実だ。できることなら、あの感動をもう一度味わいたい。そう、ユニフォームを脱ぐ前にね。

君が現役のうちに、ローマは再びイタリアサッカー界のトップに返り咲けるだろうか?

トッティ そう信じているよ。ローマは今シーズンの開幕前、12人もの選手を獲得した。特に多くの若手が加わったことに大きな意味があると思う。将来を嘱望される若いタレントを中心にして、新たなグループが形成されつつある。近い将来、“偉大なるローマ”が誕生するはずさ。

でも、世代交代でベテランが割を食うのはよくある話だ。大胆な若返りを進めることでチームが強くなるのは良いとしても、バンディエラである自分の重要度が下がっていくという不安を感じることはないのだろうか?

トッティ 不安というのは適切な言葉じゃないね。ローマが世代交代を必要としているのは誰にだって分かることだ。チームが強くなるのなら、俺は何でも歓迎だ。もちろん、レギュラーとして試合に出るためには、チーム内での競争に勝たなきゃいけない。それは俺も例外じゃないと思っているよ。それでも世代交代は良いことさ。チームが若返ることで、俺だって若返った気分になれているしね。

ルイス・エンリケ監督のチーム改革はどうかな?

トッティ すごくポジティブなものと見ている。ルイス・エンリケは若いし、これまでのイタリア人監督とは全く違ったメンタリティを持った指揮官だ。俺から見ると、すごく革新的な手法でチーム作りを進めているよ。

彼が率いるようになって、ローマのサッカーは大きく変わった。ショートパスを主体とする攻撃的なサッカーはかなり浸透してきたようだね。

トッティ そう、ルイス・エンリケ監督のポリシーは、「勝つために攻撃的サッカーを極める」なんだ。どこが相手だろうと、自分たちの攻撃サッカーを貫き、圧倒するチームを目指している。彼のメンタリティをチームが完全に吸収するのにはもう少し時間が必要かもしれない。だけど、そのサッカーが完成した時、ローマはスクデットを狙えるチームになっているはずだよ。

<続きは CALCiO2002 2012.05.12(No.148)でお楽しみください>
 
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