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【セリエA第29節みどころ】11位転落のミラン、欧州カップ戦出場権獲得にこれ以上負けは許されない。

2014.03.22
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 前節のパルマ戦でGKクリスティアン・アッビアーティが開始5分で退場するなどホームで2-4と敗れたミランは11位に後退した。リーグ戦3連敗(ユヴェントス、ウディネーゼ、パルマ)、チャンピオンズリーグのアトレティコ・マドリード戦を含めると公式戦4連敗。20日にはイタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が今節のラツィオ戦と次節のフィオレンティーナ戦の結果次第ではクラレンス・セードルフ監督を解任する可能性があると報じられるなど、危機的状況となっている。

 注目選手は19歳のセネガル人バルデ・ディアオ・ケイタだ。今シーズン、プリマヴェーラから昇格したバルセロナのカンテラ出身のウイングは、リーグ戦16試合に出場して4ゴールを記録。エースのミロスラフ・クローゼへの依存度が高い攻撃陣で新たな得点源として期待されている。前節のカリアリ戦では両サイドからスピードを生かしたスペースへの飛び出しで再三決定機を演出。後半14分には試合を決定づける2点目を挙げて勝利に貢献した。

 パルマ戦で出場機会がなく、リーグ戦5試合ぶりの出場となった本田圭佑はチームの低迷と同調するように低調なパフォーマンスに終始。チームの救世主として10番を背負うなど、周囲の期待が大きかっただけに、現在は厳しい批判にさらされている。強靭なメンタリティーを持ち有言実行で成功を勝ち取ってきた本田が、キャリア最大の困難ともいえるミランでの現状を克服できるか。ラツィオ戦は名誉挽回への一歩として期待したい。

 前節、筋肉の疲労により14試合ぶりに欠場したインテルの長友佑都は別メニューで調整を続けており、23日のアタランタ戦に出場するかは微妙な状況。現在5位のインテルは、勝ち点1差で4位フィオレンティーナを追っている。チャンピオンズリーグ出場への望みをつなぐためにもチームの“ダイナモ”の復帰が急がれる。

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