関東大学サッカー1部リーグ第19節 (市原臨海競技場)
慶應義塾大学 2-0 順天堂大学
[慶]=藤田(43分)、日高(86分)
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リーグ戦も残り4試合となり、慶應義塾大にとって負けられない試合が続く中で行われた順天堂大戦。慶大は前節の流通経済大戦で出場停止だったDF田中奏一副将(4年=FC東京 U-18)がスタメンに復帰。試合は序盤から、両チームとも積極的な攻撃を見せる。前半6分、MF日髙慶太(4年=桐蔭学園高)のスルーパスに抜け出したFW大塚尚毅(4年=滝川二高)が惜しいシュートを放つと、その後の前半28分にもMF増田湧介(1年=清水東高)が中盤から一人で持ち込んでゴールマウスぎりぎりの惜しいシュートを放つ。対する順大も精度の高いロングボールや細かいパス回しからチャンスを作り出すもDF笠松亮太主将(4年=東京Vユース)を中心とした慶大DF陣からゴールを奪うまでは至らない。
そんな中試合が動いたのは前半終了間際だった。43分、左サイドで日髙のスルーパスに反応したDF黄大城(4年=桐生第一高)がクロスを上げると、このボールをMF藤田息吹(3年=藤枝東高)がヘディングシュート。これが見事にゴール隅へ突き刺さり慶大が先制。前半を1-0で折り返すことに成功した。
迎えた後半、開始1分でMF森田達見(3年=川崎F U-18)がドリブルからシュートを放つなど、先制点の勢いそのままに慶大が数多くのチャンスを作り出していく。また、守備面でも「ピンチらしいピンチ」(笠松)を迎えることなく、慶大は盤石の試合運びを見せる。試合はこのまま1-0で終了かと思われた41分、カウンターから増田が右サイドを駆け上がり、中央の日髙へ的確に折り返す。ボールを受けた日髙は冷静にキーパーをかわしてそのままゴールに流し込み勝負を決定づけた。そしてそのまま2-0で試合終了。慶大がリーグ戦では開幕戦以来となる完封勝利で貴重な勝ち点3を手にした。
長きにわたるリーグ戦もいよいよ佳境に入り、今節の勝利で慶大はインカレ出場に向けて大きく前進した。ただ、この先に待っている3連戦は全て「上位との対決」(増田)。慶大にとっては試練の3連戦になることは間違いない。ここまでくれば大切なのは「インカレに行きたいという気持ち」(藤田)だろう。悲願のインカレ出場を果たすべく、次節、慶大は現在首位の専修大に挑む。
【試合後コメント】
須田監督
「非常にタフなゲームだったんだけれども、失点ゼロで終えたんで非常にいいゲームだったと思いますね。順大の方はカウンターっていうのがね、非常にいいチームなんで、そこだけのリスクマネジメントだけはやろうと。それから集中力。90分間集中して最後までやるってところは、まあ選手たちが本当に意識してトレーニングからやってるんで、そこがまあ試合でもできたんで、良かったですね。
(今日は選手たちにはどのような指示をだしましたか)まず90分集中して戦おうと。それで特にディフェンスのところのリスクマネジメント。ここのポジションだけは90分やっていこうと。それからボール奪ったら相手のサイドの、サイドバックが結構上がって高い位置だったんでサイドを起点にワイドに使っていこうと。そのようなことを言いました。
(あと3試合で終わりも見えてきましたが)これから上位と直接対決なんで、とにかくいいゲームをね。お互いいいゲームをやって、まあ勝ったり負けたりあると思うんだけれど、内容のあるいいゲームをやって、終わらしたいなと思ってます。(次節への意気込みをお願いします)また決勝戦のような気持ちで、90分間戦い続けていいゲームをやります」
笠松主将
「どうしても上にいくためには勝ち点3が欲しい試合の中で、まあ厳しい試合でしたけど、前半1点後半1点とって失点もゼロってことで、まあ全体的に戦えてたんで、まあいいゲームだったかなと思います。(今日は久々の無失点勝利でした)今全体的に守備の意識を高くやろうということをやっているのでまあ後期入ってからは大崩れする試合もほとんどないので、その中で今までは0-0というゲームが多かったんですけど、得点も取れて失点も0で終われて理想的なゲームだったと思います。
(残り3試合でゴールがそろそろみえてきましたが、今後の戦い方については)ここから上位陣との戦いが続くので、まあ1試合1試合準備して、とにかく全員でしっかり準備して、先をみるんじゃなくて、まずは専修戦のことをしっかり考えて、1試合1試合しっかり戦っていきたいなと思います。(次節の意気込みを)専修は前期に危ないというか4点とってから3失点という形で結構危ないゲームをしてしまったので、今専修は調子いいですけど、自分たちはそういうチームに勝たなきゃ上にいけないと思うので、そういった意味でいい緊張感をもって一週間準備してしっかり勝ち点3をとっていきたいと思います」
田中副将
「(右サイドでのドリブル突破は効果的でした)前半から押し込むことができていたのですが、なかなかクロスにまでたどり着けなかったです。ただそんな中での先制点は、左サイドからのクロスということで、こちらのサイドから押し込んだぶん、左サイドが空いたと思うので、そういった意味でも悪くはなかったかなと思います。
(残り3試合、インカレが近づいていますね)いまあるインカレへの出場権(を手にできる順位)を守れるように。手のひらからこぼさないで、しっかりとつかみたいと思います。サッカーを頑張りたいです」
河井
「先週の試合と同様、勝ち点の計算上では今日も負けられない試合だったし、相手はもっと勝たなきゃいけないっていうプレッシャーの中戦った。自分たちもけっこうプレッシャーがあって、最初ちょっと硬い感じで(試合に)入っちゃったんですけど、先制点が取れてだいぶ楽になりました。
ある程度メンバーが固まってきて練習でも試合でもそんなに声をかけなくても連携が取れてきているっていうのが一番大きいかなと。サイドの縦の関係とかもだいぶ出来てきているし、チームとしてのまとまりが出てきたのかなと。シーズン終盤なのでそろそろチームの出来上がりも重要かなと思います。
(今日はU22代表の関塚監督が観に来られていましたが)試合前に森本さん(慶大コーチ)からハッパをかけられました。まあ、意識してないと言えば嘘になっちゃいます。自分も一応その年令に入っているわけだし過去に一度その年代の代表に選ばれているので、また選ばれてみたいというのもありますし、また選ばれて今の自分たちの年代のトップのレベルがどれくらい高いのかっていうのも実感してみたいですし。自分は(関塚体制になってから)まだ1回も呼ばれていないので、チャンスがある限り、とりあえず毎試合高いモチベーションを持って試合に臨んでいいパフォーマンスをしていればいつか呼んでくれると信じて、頑張りたいと思います」
日高
「(今節もゴールを決めたが好調の要因は)ポジショニングを意識し始めてから点を取れるようになった。自分がどこで仕事をするのか、ボールをさばいたり、もちろんゲームを作るというのも自分の役割だと思うんですけどそれにプラスしてゴール前での仕事というのを意識しているので、そういう意識が結果につながってるんじゃないかと思います。
(今節勝利を収めたことでインカレ出場にまた一歩近づいたと思うが、それについて)そうですね。ここまできたら、インカレ出場もそうですけどやっぱり優勝を狙いたい。まだ上もいますけど、ここから3連勝したら優勝も見えてくると思うし、インカレ出場も一戦一戦大事に戦うことでついてくると思う。本当に一戦一戦大事に、と思ってます」
黄
「(日髙選手とのコンビで左サイドを攻略する場面が多かったですね)そうですね。(日髙)慶太は自分の動きを分かってくれていますし、自分も慶太からボールが出てくるタイミングというのは分かってきたので。その1本のパスでシュートまで行けるシーンというのは、ここ何試合か出てきていているのですが、それを続けていきたいなと思います。
(アシストシーンに関してはピッチを広く使った展開から黄選手のクロスでしたね)相手が3トップ気味に張っていたので、なかなか良いタイミングで上がる機会がなかったのですが、あのシーンに関しては右サイドで良い形でボールを回せていて、サイドチェンジが来るだろうなという予想ができたので、上手く裏に抜け出せました。そんな中自分の思い通りのボールが回ってきて、うまい具合に決めてくれたと思います。
(今後インカレにむけての意気込みを)自分が1年のころに2部で優勝して1部に上がったのですが、その時4年生にはいろんな面でサポートをしてもらったし、引っ張ってもらいました。その結果として、いまこのステージでやれているのだと思います。そういった4年としての役割として、自分も同じように後輩たちに良い経験をさせてあげたいなと思いますし、自分たちも最後に良い思いをしたいなと強く思っているので、一丸となってここから戦っていきたいなと思います。
藤田
(ダブルボランチのバランスは)増田ともやりやすいですし、チームもいい状態にあるので、僕らボランチがしっかりいいプレーを出来れば、いい結果に繋がると思ってます。(チームが好調な要因は)みんなが同じ目標に向かってしっかり練習からやれているので、そういったことだと思います。(残りの3試合で大切なことは)もうほとんど上位しか残ってないんですけど、4年生が多いので、4年生のために頑張るという気持ちだったり、インカレに行きたいという気持ちが強ければ、大丈夫だと思います。(専大戦に向けて)1戦1戦やっていくことが大事なので、専修というよりも残り3試合のうちの1戦だという意識でやっていきたいです。

