[写真]=ミズノ、Getty Images
ミズノが生んだ名作シューズシリーズといえば「モレリア」だ。1986年6月1日、ブラジル代表FWカレカが着用して世界の舞台で目覚ましい活躍を披露。カレカとともに、モレリアも世界中から大きな注目を集めた。以降、6月1日は「モレリアの日」と制定され、毎年様々な企画を実施している。
1985年の誕生から「軽量」「柔軟」「素足感覚」の3つをコンセプトとし、ロングセラーを誇るミズノの「モレリア」シリーズ。今回は「モレリア」と「モレリアネオ」を着用した経験を持つ、海外選手を紹介する(※年齢は2024年5月31日時点)。
チプリアン・タタルシャヌ
ポジション:GK
生年月日:1986年2月9日(38歳)
出身・代表歴:ルーマニア/元ルーマニア代表
所属クラブ:アブハー・クラブ(サウジアラビア)
恵まれた体躯と長い手足を武器に確実性の高いセービングを見せる。ルーマニア代表で10年以上にわたって守護神を務めただけでなく、フィオレンティーナやリヨン、ミランといった強豪クラブでもゴールマウスを守った。
ヤスパー・シレッセン
ポジション:GK
生年月日:1989年4月22日(35歳)
出身・代表歴:オランダ/元オランダ代表
所属クラブ:NECナイメヘン(オランダ)
高いシュートストップ技術は今なお衰えを見せず、卓越したビルドアップ能力も兼ね備える。過去に「青年時代にミズノを履いた時、その先に進む自信が芽生えた」と語っている。
ロベルト・カルロス
ポジション:DF
生年月日:1973年4月10日(51歳)
出身・代表歴:ブラジル/元ブラジル代表
超攻撃的な左サイドバックとして一時代を築き、異次元の軌道を描くFKゆえに“悪魔の左足”の異名を取った。2000年からミズノのスパイクを着用し、「モレリア」30周年の際にはアッパーが金色の特別版を履いた。
ハビエル・サネッティ
ポジション:DF
生年月日:1973年8月10日(50歳)
出身・代表歴:アルゼンチン/元アルゼンチン代表
1995年に移籍したインテルに19シーズン在籍し、両サイドやボランチなどでハードワークに従事。長友佑都との“お辞儀パフォーマンス”も話題を呼んだ。着用した背番号4は永久欠番となり、現在は副会長を務める。
カルレス・プジョル
ポジション:DF
生年月日:1978年4月13日(46歳)
出身・代表歴:スペイン/元スペイン代表
キャリアを通じてバルセロナのみに所属し、カーリーヘアを振り乱しての全力プレーでチームを束ね続けた偉大なカピタン。1999年のトップチームデビュー後すぐに「モレリア」を履いてプレーした。
セルヒオ・ラモス
ポジション:DF
生年月日:1986年3月30日(38歳)
出身・代表歴:スペイン/元スペイン代表
所属クラブ:セビージャ(スペイン)
フィジカルの強さと闘争心を全面に押し出し、世界最高レベルで戦い続けたセンターバック。「子供の頃にミズノのシューズを履いていた」と明かしている。
パブロ・アイマール
ポジション:MF
生年月日:1979年11月3日(44歳)
出身・代表歴:アルゼンチン/元アルゼンチン代表
華麗な足技と創造性に満ちたプレーで世界中のファンを魅了したファンタジスタ。「モレリア」に他社ブランドのマークを描いて着用するほどだった。
チアゴ・モッタ
ポジション:MF
生年月日:1982年8月28日(41歳)
出身・代表歴:ブラジル/元イタリア代表
現役時代は左利きのゲームメーカーとして活躍。履き心地の良さを理由にキャリアを通じてミズノのスパイクを愛用した。引退後は指導者に転身し、今季はボローニャを史上初のCL出場へと導いた。
トーマス・デラネイ
ポジション:MF
生年月日:1991年9月3日(32歳)
出身・代表歴:デンマーク/デンマーク代表
所属クラブ:アンデルレヒト(ベルギー)
豊富な運動量と球際の強さを生かして中盤での潰し役を担いつつ、左足の高精度パスで攻守を切り換える役割も果たす万能ボランチ。デンマーク代表の試合でハットトリックを達成したこともあり、ゴールへの意識も高い。
オリオール・ロメウ
ポジション:MF
生年月日:1991年9月24日(32歳)
出身・代表歴:スペイン/元U-23スペイン代表
所属クラブ:バルセロナ(スペイン)
フィジカルを武器に相手の攻撃を刈り取り、攻撃に転じれば巧みなキープから最適解を選択する。サウサンプトン時代、吉田麻也に勧められて以来「モレリアネオシリーズ」を愛用している。
タイアニ・ラインデルス
ポジション:MF
生年月日:1998年7月29日(25歳)
出身・代表歴:オランダ/オランダ代表
所属クラブ:ミラン(イタリア)
インドネシアにルーツを持つオランダ代表のボランチで、中盤でビルドアップに従事するだけでなく、ボールを持ち運ぶこともできる。「モレリアネオシリーズ」を着用している。
カレカ
ポジション:FW
生年月日:1960年10月5日(63歳)
出身・代表歴:ブラジル/元ブラジル代表
元ブラジル代表のエースストライカーであり、サンパウロの同僚だった水島武蔵氏の影響で「モレリア」を履き「神が作ったスパイク」と称賛。彼がW杯で「モレリア」を初めて着用した6月1日が「モレリアの日」に。
ディエゴ・マラドーナ
ポジション:FW
生年月日: 1960年10月30日(60歳没)
出身・代表歴:アルゼンチン/元アルゼンチン代表
“神の手”や“5人抜き”を始め、様々な伝説を残したサッカー界の“神”。他社と個人スポンサー契約を結んでいたイメージが強いが、1995年にボカ・ジュニオルスに復帰した際にはミズノのスパイクを着用していた。
ジャンフランコ・ゾラ
ポジション:FW
生年月日: 1966年7月5日(57歳)
出身・代表歴:イタリア/元イタリア代表
ナポリでディエゴ・マラドーナからキックの手ほどきを受け、チェルシーでは華麗なプレーの数々でビッグクラブ化前夜のチームをけん引。サポーターから絶大な支持を得た。
ドワイト・ヨーク
ポジション:FW
生年月日:1971年11月3日(52歳)
出身・代表歴:トリニダード・トバゴ/元トリニダード・トバゴ代表
ポジショニングセンスとシュート技術を武器とし、マンチェスター・ユナイテッドの3冠達成にも貢献した。1999年のUEFAチャンピオンズリーグ決勝で履いた特別デザインの「モレリア」は大切に保管しているという。
リバウド
ポジション:FW
生年月日:1972年4月19日(52歳)
出身・代表歴:ブラジル/元ブラジル代表
ミズノのスパイクに魅了され続けた稀代のファンタジスタ。1999年のバロンドール受賞は「モレリア」とともに達成し、2002年には彼のために開発された「ウェーブカップ」を履いてブラジルを世界の頂点に導いた。
ロケ・サンタ・クルス
ポジション:FW
生年月日:1981年8月16日(42歳)
出身・代表歴:パラグアイ/元パラグアイ代表
所属クラブ:クラブ・リベルタ(パラグアイ)
16歳でプロデビューを飾り、しなやかな身のこなしと本能的なプレーでゴールを量産してきた。2010年の南アフリカW杯ではミズノのスパイクを履いて日本との試合にも出場した。
フェルナンド・トーレス
ポジション:FW
生年月日:1984年3月20日(40歳)
出身・代表歴:スペイン/元スペイン代表
あらゆる形からゴールを奪える元スペイン代表の万能型ストライカー。2018年のサガン鳥栖への移籍を契機に、彼をイメージした「モレリアネオシリーズ」のシグネチャーモデルも作られた。
フッキ
ポジション:FW
生年月日:1986年7月25日(37歳)
出身・代表歴:ブラジル/元ブラジル代表
所属クラブ:アトレチコ・ミネイロ(ブラジル)
超人的なフィジカルと左足の豪快なシュートが持ち味。18歳で来日してFWの才覚を開花させ、ブラジル代表や欧州ビッグクラブでも活躍を見せた。日本を離れた後も長年にわたってミズノのスパイクを愛用していた。
By サッカーキング編集部
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