スポルティング所属の守田英正(撮影は第14節ポルト戦) [写真]=DeFodi Images via Getty Images
プリメイラ・リーガ第21節が11日に行われ、スポルティングとブラガが対戦した。
ここまで19試合を消化した段階で16勝1分2敗の好成績を残し、暫定2位につけているスポルティング。首位を走るベンフィカとは勝ち点が「2」離れているが、スポルティングの方が消化試合数が1つ少ないため、自力での首位浮上も可能な中で優勝を目指すシーズンを過ごしている。今節はここまで12勝4分4敗という成績を残し、4位につけるブラガとの上位対決。AFCアジアカップカタール2023の戦いを終えてチームに合流したスポルティング所属の守田英正はスターティングメンバーに名を連ねた。
試合は立ち上がりの8分に動く。スポルティングはブラガのビルドアップに対して前からプレッシングをかけていくと、コースが制限された中でビクトル・ゴメスが横へ出したパスをフランシスコ・トリンコンが掻っ攫う。自ら左足を振り抜いて、狙い澄ました一撃をファーサイドに突き刺し、スポルティングが先手を取った。
続く18分には敵陣中央右寄りの位置で前を向いたトリンコンがボックス内にパスを付けると、ヴィクトル・ギェケレシュは倒されたものの、ルーズボールを拾ったエドゥアルド・クアレスマが細かいタッチから右足で流し込む。スポルティングが2点をリードし、前半の45分間は終了した。
後半に入ってもスポルティングは攻撃の手を緩めない。71分、敵陣右サイドで仕掛けたトリンコンが左足でクロスボールを送ると、ボックス中央で反応したギェケレシュが右足でボレーシュートを叩き込む。直後の73分には敵陣へ押し込む中、クリアボールを拾ったゴンサロ・イナシオが縦パスを差し込み、ボックス内でペドロ・ゴンサウヴェスが粘ると、最後はダニエル・ブラガンサが押し込んだ。
4点をリードして終盤に突入すると、85分にはゴール前でクリアが中途半端になったボールをヌーノ・サントスが左足で蹴り込み、5点目をゲット。試合はこのままタイムアップを迎えた。
これでスポルティングはリーグ戦で6連勝を記録。61分までプレーした守田はビルドアップのリンク役としてチームの攻撃を円滑に進める役割を担っただけでなく、守備時には球際での強さも見せつけ、上位対決での快勝に貢献した。反対に、敗れたブラガは4試合ぶりの黒星を喫している。
この後、スポルティングは15日に敵地で開催されるヨーロッパリーグ(EL)・決勝トーナメントプレーオフファーストレグのヤングボーイズを挟み、次節のリーグ戦では19日にモレイレンセの本拠地に乗り込む。一方、ブラガも同じく15日にEL・決勝トーナメントプレーオフファーストレグのカラバフ戦をホームで戦い、18日にはホームで次節のリーグ戦のファレンセ戦に臨む。
【得点者】
1-0 8分 フランシスコ・トリンコン(スポルティング)
2-0 18分 エドゥアルド・クアレスマ(スポルティング)
3-0 71分 ヴィクトル・ギェケレシュ(スポルティング)
4-0 73分 ダニエル・ブラガンサ(スポルティング)
5-0 85分 ヌーノ・サントス(スポルティング)
By サッカーキング編集部
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