スタンダール・リエージュ所属の川辺駿(撮影は第5節コルトレイク戦) [写真]=Getty Images
スタンダール・リエージュに所属している川辺駿が、17日に行われたジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)第7節オイペン戦で今季2ゴール目を記録した。
開幕6試合を終えた段階で3分3敗と未勝利が続くスタンダール・リエージュが、3勝1分2敗と悪くないスタートを切ったオイペンの本拠地に乗り込んだ。今夏の移籍マーケットでスタンダール・リエージュに完全移籍加入した川辺は、2試合連続のスタメン出場。開幕から全7試合のピッチに立っている。
試合の均衡は前半アディショナルタイムに破れる。スタンダール・リエージュは自陣で細かくパスを繋いで反撃の隙をうかがうと、右サイドに流れてパスを受けた川辺がダイレクトで最終ライン背後のスペースへ浮き球のボールを供給。このパスに反応したウィルフリード・カンガが相手の前に入り、ペナルティエリア右から強烈な右足シュートを沈めた。川辺のアシストでスタンダール・リエージュが先手を取っている。
先制点からおよそ2分後にも川辺が躍動。敵陣右サイドで相手のパスをインターセプトすると、ペナルティエリア手前で左足に持ち替え、そのまま狙い澄ました一撃を沈める。川辺の2試合ぶりとなる今季2ゴール目が決まり、スタンダール・リエージュが2点をリードしてハーフタイムに突入した。
後半に入ると75分、左からの折り返しをカマル・ソワーが左足でねじ込み、スタンダール・リエージュが勝利を決定付けた。だが、直後の80分には自陣でのボールロストからアルフレッド・フィンボガソンにミドルシュートを叩き込まれ、1点を返される。さらに後半アディショナルタイムには左からのグラウンダーのクロスボールをルネ・ペシュイッセに決められたが、ここはオフサイドの判定に救われた。
後半アディショナルタイムにはスタンダール・リエージュのスティーブン・アルザテがドリブルから倒れ込むと、シミュレーションと判定され、2枚目のイエローカードで退場処分となった。最後まで気が抜けない展開となったが、試合はこのままタイムアップを迎え、スタンダール・リエージュが敵地で今季初勝利を飾った。1ゴール1アシストで白星に貢献した川辺は79分に途中交代している。一方のオイペンはこれで2連敗となった。
次節、スタンダール・リエージュは22日に松尾佑介が所属しているウェステルローをホームに迎える。一方、オイペンは24日に渡辺剛が在籍するヘントと敵地で対戦する。
【スコア】
オイペン 1-3 スタンダール・リエージュ
【得点者】
0-1 45+3分 ウィルフリード・カンガ(スタンダール・リエージュ)
0-2 45+5分 川辺駿(スタンダール・リエージュ)
0-3 75分 カマル・ソワー(スタンダール・リエージュ)
1-3 80分 アルフレッド・フィンボガソン(オイペン)
By サッカーキング編集部
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