オリーセ(右)の得点を祝福するデンベレ(左) [写真]=Icon Sport via Getty Images
フランス代表は8日、国際親善試合で北アイルランド代表を3-1で破った。試合後、フランス代表を率いるディディエ・デシャン監督が、FWウスマン・デンベレ(パリ・サンジェルマン/PSG)の起用法に言及した。現地メディア『RMCスポーツ』が同日、同監督のコメントを伝えている。
フランスの『スタッド・ピエール・モーロワ』でキックオフを迎えた一戦は、前半終盤の43分、デンベレの放ったシュートのこぼれ球をFWミカエル・オリーズ(バイエルン/ドイツ)が押し込み、フランス代表が先制。後半立ち上がりの49分には、またもゴール前のセカンドボールに反応したオリーズが、左足で豪快なシュートを突き刺し、リードを広げる。64分には1点を返されたものの、74分にはカットインから左足シュートを沈めたオリーズがハットトリックを達成し、フランス代表が3-1で勝利。4日に行われたコートジボワール代表戦こそ1-2の黒星となっていたが、フランス代表がFIFAワールドカップ2026前最後のテストマッチを白星で終えていた。
同試合、主役となったのはハットトリックを達成したオリーセだったが、最新バロンドーラーの起用法にも注目が集まった。デンベレは、所属クラブのPSGではセンターフォワードのポジションに入る機会が多いものの、“レ・ブルー”ではFWキリアン・エンバペ(レアル・マドリード/スペイン)の存在もあり、かつて本職としていた両ウイングに入ることが多かった。
先のコートジボワール代表戦は、5月30日にチャンピオンズリーグ(CL)決勝を戦った影響もあって温存されたが、今回の北アイルランド代表戦では、2列目の中央、いわゆるトップ下の位置で、プレーメーカーの役割を担った。デシャン監督は「彼は精神的にも肉体的にもハードなシーズンを戦った後で、これは本大会に向けた調整の一部だ」としつつ、デンベレをトップ下で起用した理由については、次のように明かしている。
「PSGで、彼は中央の位置からスタートし、最後にゴールを決めるときも中央にいる。だが、私は彼が他のエリアでもプレーする姿をよく見ているんだ。面白いプレーだったよ。ただし、ボールを失った際の対応には、今日よりもさらに厳格さが求められる。北アイルランドを軽視するつもりはないが、16日には我々の前により大きな脅威が待ち受けているのだからね」
フランス代表はデンベレに限らず、アタッカー陣に世界屈指のタレントが揃っており、デシャン監督が誰を、どのポジションで起用するのかは、FIFAワールドカップ2026における注目要素の一つだ。「今日、ミカエル(オリーズ)をウスマン(デンベレ)の右の位置で起用したのは、彼がより積極的に動き回れる能力を持っているからだ。彼らの技術的な連携は良好だよ」と語ったデシャン監督は、「今日は先発しなかったが、バルコ(ブラッドリー・バルコラ)やラヤン(シェルキ)もいる。前線には異なるタイプの選手がいて、様々な選択肢があるからこそ、特定のポジションに縛られるものではない」としており、複数の選択肢の中から、最適な“解”を導き出す構えだ。
この後、フランス代表は母国を離れ、“決戦の地”へ向かう。16日にはグループI第1節で、セネガル代表と対戦する。
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By サッカーキング編集部
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