メッシーニョ(小さなメッシ)とも呼ばれるエステヴァン・ウィリアン[写真]=Getty Images
パルメイラスに所属するU-17ブラジル代表FWエステヴァン・ウィリアンが、11日、コパ・リベルタドーレスのデビュー戦でトップチーム初ゴールを挙げた喜びを語った。
現在16歳のエステヴァンは左利きの右ウインガーで、そのプレースタイルがアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(インテル・マイアミ)と似ていることから、“メッシーニョ(小さなメッシ)”の愛称で親しまれる。
エステヴァンを巡っては、レアル・マドリード加入が内定しているパルメイラス所属のブラジル代表FWエンドリッキ、バルセロナ所属のブラジル代表FWヴィトール・ロッキに続く新たな“宝石”として、複数のヨーロッパビッグクラブが関心を示しているとされている。
そんなエステヴァンは、11日に行われたコパ・リベルタドーレス2024グループF第2節パルメイラス(ブラジル)とリベルプール(ウルグアイ)の試合にスタメン出場。66分に左サイドからのセンタリングを頭で合わせゴールを決めると、「先輩」のエンドリッキと抱き合って喜んだ。
試合後、エステヴァンはクラブ公式Xで「神様のおかげで初ゴールが決められた。これから決める多くのゴールの第一歩という形になればいいよね。感情があふれ、泣きそうになったよ。素晴らしいサポーターたちにも感謝したい」と笑顔を浮かべながらゴールを振り返った。
さらにエステヴァンは、パルメイラスを指揮するアベル・フェレイラ監督と並び、試合後の記者会見に出席。監督から試合前に「ボールが逆サイドにあるとき、センターフォワードとしてすべきことを考えるんだ」と、アドバイスをもらっていたことがゴールにつながったと明かした。
一方、フェレイラ監督は活躍を見せたエスタヴァンを称賛しつつも、「若い選手たちは良くやってくれたが、マスコミが言うことに気をつけて欲しい。地に足をつけ、バランスを取って欲しいんだ。旅は長いし、称賛と批判の間の境界線は常に薄い。彼らに言いたいのは、パルメイラスを信じて、一番得意なこと、つまり練習としっかりした準備をして欲しいということだ。パルメイラスには彼らを助けるためのリソースがあるんだから。そうすれば、彼らはマスコミが与えるであろう称賛に飛びつくことはしないだろう」と加熱する報道に惑わされず、冷静になることが必要だと説いた。
By サッカーキング編集部
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