1ゴール1アシストでデュッセルドルフの5発大勝に貢献した田中碧 [写真]=picture alliance via Getty Images
デュッセルドルフに所属している日本代表MF田中碧が、12月2日に行われたブンデスリーガ2部第15節ニュルンベルク戦で今季4点目を記録した。
ここまで7勝3分4敗の成績で4位につけ、昇格争いを演じているデュッセルドルフ。今節は2連勝を懸けて、ここまで6勝3分5敗で9位につけるニュルンベルクの本拠地に乗り込んだ。デュッセルドルフに所属している田中、アペルカンプ真大はスタメンに入り、内野貴史はベンチスタートに。一方、ニュルンベルク所属の奥抜侃志は先発に名を連ね、林大地はベンチから出番を待つこととなった。
試合はスコアレスのまま時間が経過。24分には主審が足を痛めて試合が中断するというアクシデントも発生した。スコアに動きはなく前半アディショナルタイムに突入したが、デュッセルドルフは45+7分に均衡を破る。右サイドを縦に破ったアペルカンプのクロスボールから、フィンセント・ヴァーメイがヘディングシュートを沈めた。
その直後、田中が大仕事をやってのける。45+9分、左サイドをえぐったデニス・ヤストレムスキがマイナスへ折り返すと、このボールに田中が反応。相手に寄せられながらも先にボールに触ると、足を滑らせた相手を置き去りにし、左足で狙い澄ましたミドルシュートを突き刺した。田中の今季ブンデスリーガ2部での4点目で、デュッセルドルフがリードを広げた。
主審の負傷によって試合が中断したことから、通常よりも長く設定されたアディショナルタイムで、田中は再びゴールを演出。45+15分、ペナルティエリア手前右寄りの位置でセカンドボールを拾い、右足でクロスボールを送ると、これがヴァーメイの頭にピタリ。田中のアシストからヴァーメイがこの日2点目を決め、デュッセルドルフが3点をリードしてハーフタイムに突入した。
後半に入ってもデュッセルドルフの勢いは止まらず、56分にはヴァーメイがPKでハットトリックを達成。後半途中からは雪が降り始める極寒の中、84分にはヨナ・ニエミエクがダメ押しの5点目を決めた。
試合はこのままタイムアップ。1ゴール1アシストを記録した田中は、1アシストを記録したアペルカンプとともにフル出場を果たした。内野は61分から途中出場。ニュルンベルクの奥抜はハーフタイムで途中交代となり、林は65分からピッチに立った。
この後、5日にはDFBポカール3回戦(ラウンド16)が予定されている。デュッセルドルフは伊藤達哉が所属しているマクデブルクと、ニュルンベルクはカイザースラウテルンと、それぞれ対戦予定だ。
【得点者】
0-1 45+7分 フィンセント・ヴァーメイ(デュッセルドルフ)
0-2 45+9分 田中碧(デュッセルドルフ)
0-3 45+15分 フィンセント・ヴァーメイ(デュッセルドルフ)
0-4 56分 フィンセント・ヴァーメイ(PK/デュッセルドルフ)
0-5 84分 ヨナ・ニエミエク(デュッセルドルフ)
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト