フランス代表の新監督に就任したジダン氏(左)がFFFのディアロ会長(右)と共に会見へ [写真]=Icon Sport via Getty Images
フランスサッカー連盟(FFF)は28日、フランス代表にとって歴代18人目となる新監督に、ジネディーヌ・ジダン氏が就任することを発表した。
FFFからの発表によると、契約期間は今年の8月1日よりスタート。FIFAワールドカップ2030終了時までの4年間となる。UEFAネーションズリーグ2026-27を皮切りに新体制をスタートさせ、EURO2028やFIFAワールドカップ2030での“王座奪還”を目指す。
ディディエ・デシャン前監督は、2025年1月の時点で、FIFAワールドカップ2026を最後に退任する意向を表明。今年6月から7月にかけて、北中米3カ国で共催されたFIFAワールドカップ2026では、優勝候補の一角として期待されながら、準決勝でスペイン代表に、3位決定戦でイングランド代表に敗れ、最終的には4位で大会を終えた。同大会をもって、デシャン前監督は14年間に及んだ代表監督としての任期に幕を下ろした。
新監督に就任するジダン氏は現在54歳。現役時代はカンヌ、ボルドー、ユヴェントス、そしてレアル・マドリードといったクラブで輝かしい実績を残しただけでなく、フランス代表でも絶対的エースとして活躍した。国際Aマッチ通算で108試合出場31ゴールを記録。母国開催のFIFAワールドカップ1998では決勝のブラジル代表戦で2ゴールを挙げるなど、母国初優勝の立役者となった。同年にはバロンドールも受賞している。
そのほかにも、EURO2000では“レ・ブルー”(※フランス代表の愛称)の4大会ぶり2度目の優勝に貢献し、ドイツ開催のFIFAワールドカップ2006ではキャプテンとしてチームを準優勝へ導き、自身は大会最優秀選手に選出。同大会をもって現役を引退したが、いまもなお、フランスサッカー史に名を刻むレジェンドとして知られている。
現役引退後は指導者に転身。現役時代の古巣であるレアル・マドリードのカンテラ(育成組織)から着実にキャリアを積み、2016年1月にトップチーム監督へ就任。シーズン途中からの指揮だったものの、即座にその手腕を発揮し、大会名称が「チャンピオンズリーグ(CL)」となって以降は史上初となるCL3連覇(2015-16、2016-17、2017-18)の偉業を成し遂げた。
2017-18シーズンをもって1度はレアル・マドリードの監督から離れたものの、2019年3月に苦しむクラブに電撃復帰。第1次政権と第2次政権を合わせて、ラ・リーガ2回、FIFAクラブワールドカップ2回、UEFAスーパーカップ2回など数々のタイトルを獲得。2020-21シーズンをもってレアル・マドリードの監督を再び退任してからは、約5年間現場を離れていたが、待望のフランス代表指揮官として新たなキャリアをスタートさせることになった。
ジダン新監督はFFFを通して、次のように意気込みを明かしている。
「これまで何度も口にしてきたように、レ・ブルー以上に偉大なものはない。だからこそ、このフランス代表の監督に就任できたことは、私にとって大きな喜びであり、もちろん大きな誇りである。同時に、この決断には大きな責任が伴うことも理解している」
「ここで、フィリップ・ディアロ会長、執行委員会、そしてフランスサッカー連盟の皆さまからの信頼に感謝するとともに、ディディエと彼のスタッフによる14年間の功績を称えたいと思う。また、今日、私を育ててくれたすべての指導者の方々に、特別な思いを馳せている。言うまでもなく、私はフランス代表とともに、高い目標を掲げていくつもりだ」
同時に、FFFのフィリップ・ディアロ会長も、次のような言葉で、ジダン新監督の就任を歓迎した。
「ジネディーヌ・ジダン氏がフランス代表の指揮官に就任したことは、FFFにとってこの上ない誇りである。これは、レ・ブルーの歴史に名を刻む伝説的人物であり、同世代で最も多くのタイトルを獲得し、尊敬を集めた監督の一人であるジダン氏と、並外れた潜在能力と高い目標を掲げる代表チームとの出会いを意味している」
「ジネディーヌ・ジダンの並外れた経歴は、才能、努力、謙虚さ、そして卓越性によって築き上げられたものだ。これらはフランス代表も共有する価値観であり、今後4年間、我々は共に、共に高い目標を掲げてこれらの価値観を体現し続けていきたい」
By サッカーキング編集部
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