初CLを戦ったFWストゥアーニ [写真]=Getty Images
ジローナに所属するFWクリスティアン・ストゥアーニが、クラブにとっても、自身にとっても初となったチャンピオンズリーグを振り返った。29日、スペイン紙『アス』が伝えている。
1勝7敗。夢から覚めるときが訪れた。昨シーズンにラ・リーガで大躍進を遂げた暁に、クラブ史上初となるチャンピオンズリーグ出場を果たしたジローナは、欧州最高峰の舞台でパリ・サンジェルマンやミラン、リヴァプールなどと本気の勝負を繰り広げた。29日には、リーグフェイズ敗退がすでに決まっていた中で、本拠地『モンティリビ』にて大会2勝目をかけてアーセナルと対戦。しかしながら、FWアルノー・ダンジュマのゴールで一時はリードしたものの、最終的に1－2と試合をひっくり返され、勝利してCLを去ることは叶わなかった。
そんなジローナの“象徴”であるストゥアーニは、38歳となったシーズンにCL初出場を飾った苦労人だ。同試合では、FWポルトゥからのクロスに飛び込んでゴールネットを揺らした…かと思えば、VARの介入により大会初得点は“幻”となってしまった。同選手は「ゴールが認められなかったのは残念だけど、それだけの価値はあったと思う。みんなそれを望み、盛大に喜べた。ゴールは取り消されてしまったが、その瞬間とチームの素晴らしい仕事を忘れることはない」としつつ、「僕たちにとって新しい経験だった。（最後は）ファンに勝利を捧げたかったけど、それは叶わなかったね。ただ、このエンブレムに値するような戦い方をできた」とクラブにとっても、自身にとっても初となったCLを総括した。
また、欧州コンペティションでの初ゴールについて「狙う」と宣言したストゥアーニは、「僕たちにはまだ長い道のりが残っている。ヨーロッパでもう一度夢を見るために、もっと経験を積んでみようと思う」とさらなるレベルアップに意欲を燃やしている。
ジローナがプロキャリアにおける最長在籍クラブとなっているストゥアーニは、ラ・リーガ初昇格も、セグンダ降格も、ラ・リーガ再昇格も、そしてCL初出場もすべて当事者として味わってきた。まさに、クラブと“二人三脚”で歩んできたわけだが、ジローナとストゥアーニが見る“夢の続き”が実現することを期待しよう。
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By サッカーキング編集部
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