フラメンゴなどからの関心が報じられたチアゴ・アルカンタラ [写真]=Getty Images
リヴァプールに所属するスペイン代表MFチアゴ・アルカンタラに、ブラジル移籍の可能性が浮上しているようだ。16日、イギリスメディア『TEAMtalk』が伝えている。
現在32歳のチアゴは、5歳でブラジルの名門フラメンゴの下部組織に入団。家族の移住に合わせて、複数のクラブを転々としながら、2004年にバルセロナのアカデミーに入団した。2011-2012シーズンよりトップチームへと正式に昇格すると、2013年7月にバイエルンに加入。数多くのタイトル獲得に貢献したのち、2020年9月にリヴァプールへと活躍の場を移した。2年目となる2021-22シーズンは、同クラブでのキャリアハイとなる公式戦39試合出場2ゴール5アシストをマークし、FAカップとカラバオ・カップ優勝を経験した。
輝かしいキャリアを歩んできたチアゴだが、近年は度重なる負傷により徐々に出場機会が減少。現在は、腰の問題で4月を最後に離脱が続いており、今シーズンはいまだピッチに立つことができていない。そんななか、同メディアはブラジルでの報道を引用する形で、チアゴがフラメンゴに対して“逆オファー”を提示したと説明。フラメンゴ側もチアゴ獲得を画策中と主張している。
また、サウジ・プロフェッショナルリーグのアル・イテファクも、チアゴ獲得に関心を寄せている模様。同クラブは、今夏に加入したイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンに欧州復帰の可能性が浮上しているため、代役としてチアゴの加入を検討してるという。
一方で、リヴァプールを率いるユルゲン・クロップ監督は、同選手放出に否定的な考えを持っていると指摘。今シーズンで契約が満了することから、フリーでの放出を避けるためには今冬での売却が求められると伝えつつ、リヴァプールが複数のコンペティションで勝ち続けていることで、「経験豊富なミッドフィールダーを失うことを嫌がるだろう」と報じた。
By サッカーキング編集部
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