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首位攻防戦での誤審認める…プレミア審判協会会長「正しい結果に至らなかった」

2024.01.17

リヴァプールとアーセナルの一戦で誤審が判明した [写真]=Getty Images

 プレミアリーグのプロ審判協会(PGMOL)の会長であるハワード・ウェブ氏が、リヴァプールアーセナルの一戦で誤審があったことを認めた。16日、プレミアリーグ公式サイトやイギリスメディア『BBC』などが伝えている。

 先月23日に行われたプレミアリーグ第18節ではリヴァプールアーセナルが対戦。勝ち点「1」差で迎えていた首位攻防戦は1-1のドローに終わった。この試合では19分にペナルティエリア内でマルティン・ウーデゴーアの手にボールが当たっていたものの、PKがリヴァプールに与えられなかったことが話題となっていた。

 今季から始まったVARの確認作業中の審判間の会話を聞きながら分析する『Match Officials: Mic’d Up』の第5弾に出演したPGMOLのウェブ会長は、元イングランド代表FWマイケル・オーウェン氏とともに第17〜21節の試合で注目を集めた判定について振り返った。

 そして、ウーデゴーアの場面についての話題となり、「PKだと思ったけど?」とオーウェン氏が尋ねると、ウェブ会長は「私もそうだと思う」と判定が間違いであったことを認めながら、次のように当時の状況を説明した。

「フィールドにいる主審はウーデゴーアが滑っているのに気づき、彼の腕が地面に向かっていることを認識していた。私たちはこれまでも支え手について話してきた。誰かが転びそうになった時に腕で支えるというのは非常に自然な動きであり、かなり確立された概念でもある。でも、この状況においては転びそうになっている通常のプレーとは重要な違いがある」

「これはウーデゴーアが誤ってボールの上に落ちたわけではない。彼は滑ってしまい、腕を突き出したが、実際に腕がボールに触れたのは、彼が腕を体の方に戻し始めた時だ。VARはその側面を確認した。彼らは腕を体の方に戻すことで自分自身を小さくしようとしているケースだと判断した。これがここでは重要な要素だ」

「本能的か意図的かにかかわらず、彼はボールに向かって腕を戻したことで大きなアドバンテージを得ていたんだ。その後に得たフィードバックは非常に明確だった。このような状況ではPKが求められると私も同意する。そのため、この試合では正しい結果に至らなかったということだ」

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