チェルシーが関心を示すE・ファーガソン [写真]=Getty Images
チェルシーが、再びブライトンから選手を獲得することを狙っているようだ。11日、イギリス紙『イブニング・スタンダード』が伝えている。
12位に終わった昨シーズンからの挽回を図っているチェルシーだが、今シーズンも第20節終了時点で8勝4分け8敗、勝ち点「28」で10位と低迷。2022年5月にオーナーが交代して以降、直近3回の移籍市場で総額10億ポンド(約1850億円)以上を費やしてほとんどの選手を入れ替え、今夏にはマウリシオ・ポチェッティーノ監督を招へいしたものの、不甲斐ない結果が続いている。
特に今シーズンは、ゴールチャンスの質を数値化した「ゴール期待値(xG)」では好記録を残している一方で、それを決められないことが度々問題になっており、ストライカーの補強の必要性が指摘されている。
そこでナポリに所属するナイジェリア代表FWヴィクター・オシムヘンやブレントフォードに所属するイングランド代表FWイヴァン・トニーに関心を示していることが明らかになっているチェルシーは、新たにブライトンに所属している19歳のアイルランド代表FWエヴァン・ファーガソンにも興味を寄せていることが報じられている。
E・ファーガソンは若手選手の獲得を進めているチェルシーの補強方針に合致しているほか、オシムヘンやトニーを獲得するためには週20万ポンド(約3710万円)以上が必要となる可能性がある一方、E・ファーガソンはその半分程度で獲得できると見られており、給与体系のバランスを崩すことにもならないことから、最適な補強選手に挙げられているようだ。
それでも、昨年11月に2029年6月30日まで契約を延長したブライトンとしてはE・ファーガソンを売却するつもりはなく、交渉は難航するものと予想されている。
なお、チェルシーは直近3回の移籍市場でブライトンから多くの選手やスタッフを獲得しており、スペイン代表DFマルク・ククレジャや同代表GKロベルト・サンチェス、グレアム・ポッター元監督らに加え、昨夏には英国史上最高額となる移籍金総額1億1500万ポンド(約213億円)でエクアドル代表MFモイセス・カイセドを獲得するなど、総額2億ポンド(約370億円)以上を費やしてブライトンから多くの選手やスタッフを獲得している。
このような状況のなか、E・ファーガソンの獲得にも関心を示しているようだが、果たしてチェルシーはブライトンと合意に至ることはできるのだろうか。
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By サッカーキング編集部
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