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アーセナル、敵陣ボックス内でのタッチ数は「77回」到達も無得点…痛恨黒星で首位陥落

2023.12.29

ウェストハムに完封負けを喫したアーセナル [写真]=Getty Images

 現地時間28日に行われたプレミアリーグ第19節でアーセナルはウェストハムと対戦し、0-2の完封負けを喫した。

 アーセナルの本拠地『エミレーツ・スタジアム』で行われた一戦は序盤からホームチームが攻勢を強めるも、13分にクロス処理のミスからウェストハムのトマーシュ・ソウチェクに先制点を献上。55分にはCKからコンスタンティノス・マヴロパノスに強烈なヘディングシュートを叩き込まれると、その後の猛攻も実らず、0-2のままタイムアップとなった。痛恨の結果に終わったアーセナルは今節勝利したリヴァプールに抜かれ2位に転落している。

 データサイト『Sofascore』によると、アーセナルはこの試合でボール保持率「74パーセント」、総シュート本数「30本」というスタッツを記録。圧倒的にゲームを支配しながらも、最終局面でウェストハムの堅守を崩し切れず、完封負けを喫した形となった。また、データサイト『Opta』によると、アーセナルの敵陣ボックス(ペナルティーエリア)内でのタッチ数は「77回」にまで到達していたとのこと。これは2008-09シーズン以降のリーグ戦において無得点に終わったチームの中では最多記録だという。

 この試合にフル出場し、華麗なテクニックで幾度となくチャンスに絡んだ主将のノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴーアも「ゴールを決め、試合に勝利するために必要なチャンスは十分作っていたと思う。不足していたのはラストパスやフィニッシュといった細かい部分だ。そして僕たちはあまりにも簡単に失点してしまった。ゴール前、そしてボックス内は勝負を決める場所だ」と両ボックス内でのクオリティー不足を指摘。「僕たちはここから学び、ゴールでより鋭く、より効率的になれるようにしなければならない」と反省の言葉を続けた。

 アーセナルは今回のウェストハム戦にてリーグ戦全日程の半分が終了。20年ぶりのリーグ制覇を目指す今シーズンだが、首位での折り返しとはならなかった。ウーデゴーアは「今年最後のホームゲームを良い形で終えたかったが、今日はそういう日ではなかった。自分たちを見つめ、学び、そして前に進まなければならない。非常に短い間隔で試合があるので、自分たちを悔やんでいる暇はない」と次節以降への切り替えを強調した。

 次節、アーセナルは12月31日にアウェイでフルアムと対戦する。

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