去就が注目される、ウェストハムのライス [写真]=Getty Images
ウェストハムに所属するイングランド代表MFデクラン・ライスが、クラブからの3度目の契約延長オファーを断った模様だ。22日に、イギリス紙『ガーディアン』が報じている。
現在23歳のライスは、ウェストハムのユースチーム出身。2017年からトップチームでプレーしている“生え抜きMF”は、2019年3月に初招集を受けたイングランド代表でも活躍しており、数多くのクラブから関心を寄せられている。
『ガーディアン』によると、ライスはウェストハムからの3度目の契約延長オファーを断ったという。同紙は「仮に契約延長オファーを受け入れていた場合、ライスは週給20万ポンド(約3,000万円)を受け取り、クラブ史上最高額の選手となるはずだった」と伝えている。
ライス本人は移籍に前向きだと伝えられているものの、クラブが自身の売却を望んでいないことは理解している模様。ウェストハムを率いるデイヴィッド・モイーズ監督も「1億5,000万ポンド(約250億円)が最低ラインだろうが、彼は売り物ではない」と明言している。
一方で、モイーズ監督は「私が知っているのは、獲得を検討できるのはある特定のクラブだけだということ」とも述べており、資金力があり体制が整っているクラブであればライスを獲得できる可能性があることを示唆している。
ライスとウェストハムの現行契約は、2024年6月30日まで。クラブは契約をさらに1年延長できるオプションを持っているが、果たしてライスは「残留」と「移籍」、どちらの道を選択するのだろうか。