広島とFC東京が対戦した [写真]=三浦彩乃
2024JリーグYBCルヴァンカップ プレーオフラウンド第2戦が9日に行われた。
サンフレッチェ広島は1点リードでFC東京と対戦。53分、ゴール前のこぼれ球に反応した加藤陸次樹がこじ開けて広島が先制すると、55分には大橋祐紀が左からの折り返しに合わせてリードを広げる。さらに68分、塩谷司の絶妙な浮き球パスをうまく収めた加藤が、相手GKとの駆け引きを制してこの試合2点目をマークする。77分に17歳の尾谷ディヴァインチネドゥのプロ初ゴールを許してFC東京に1点を返されたものの、広島は2戦合計5-2でプライムラウンドへの切符を手に入れた。
快進撃を見せてきたカターレ富山は、第1戦で北海道コンサドーレ札幌と1-1で引き分けたものの、ホームの第2戦は2点を先行される苦しい展開に。終盤に相手のミスを突いて1点を返したものの、あと一歩及ばなかった富山は2戦合計2-3で大会から姿を消した。
セレッソ大阪との第1戦を3-1で制したFC町田ゼルビアは、第2戦も2点を先行される展開に。しかし、前半のうちに追いつかれると、後半もC大阪の猛攻を浴びる。それでも、GK福井光輝の好セーブが光ってアドバンテージを守り切り、町田が2戦合計5-3で準々決勝に進出した。
ホームに柏レイソルを迎えた名古屋グランパスは、33分に中山克広の移籍後初ゴールで先制し、2戦合計スコアを2-1とする。74分に獲得したPKはキャスパー・ユンカーが失敗してしまったものの、柏の反撃を封じ込めた名古屋がプライムラウンドに進出した。
アルビレックス新潟を相手に1-2で折り返したV・ファーレン長崎は、第2戦の序盤から押し込み続けて勝ち越しを目指す。71分にエジガル・ジュニオが待望の先制点をマークしたものの、さらに前がかりになるなか緩くなった守備の甘さを突かれ、80分に追いつかれてしまう。そのまま新潟に逃げ切られ、長崎はプライムラウンド進出とはならなかった。
プライムラウンドはプレーオフラウンドを勝ち上がった5チームに、2023-24シーズンのAFCチャンピオンズリーグ本戦を戦っていた川崎フロンターレ、横浜F・マリノス、ヴァンフォーレ甲府の3チームを加えた8チームによって争われる。
プレーオフラウンドの試合結果は以下の通り。
■ルヴァン杯・プレーオフラウンド第2戦
カターレ富山 1-2(2戦合計:2-3) 北海道コンサドーレ札幌
FC町田ゼルビア 2-2(2戦合計:5-3) セレッソ大阪
名古屋グランパス 1-0(2戦合計:2-1) 柏レイソル
V・ファーレン長崎 1-1(2戦合計:2-3) アルビレックス新潟
サンフレッチェ広島 3-1(2戦合計:5-2) FC東京
■ルヴァン杯・プライムラウンドの日程
▼準々決勝
第1戦 9月4日(水)
第2戦 9月8日(日)
▼準決勝
第1戦 10月9日(水)
第2戦 10月13日(日)
▼決勝
未定
By サッカーキング編集部
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