JFAユニクロサッカーキッズの合間、取材に応じた内田篤人と鮫島彩
JFAユニクロサッカーキッズが9日に国立競技場で行われ、午前の部と午後の部、計2000名近くの子どもたちが、ピッチでサッカーを中心に体を動かした。
同イベントは2003年からスタートし、全国各地のスタジアムなどで定期的に開催されている。国立競技場での今回は同イベントキャプテンを2021年から務める元日本代表の内田篤人さんに加え、元なでしこジャパンで昨シーズン限りで現役を引退した鮫島彩さんが参加した。
内田さんは「毎回、子どもたちは楽しそうですし、一生懸命ボールを追いかけてくれるので、こうやって夢中になってくれたらいいですし、この中からプロのサッカー選手が生まれればいいですけど、運動することのね良さとかをサッカーを通じて学ぶことも非常に多いと思うので。集団で行動することや社会で生きていくことも大事ですし、こういう基本的なことをスタートとして、子どもたちに学んでほしいです」とこれまでのJFAユニクロサッカーキッズでの経験とともに、一人の父親としての考えも話した。
鮫島さんは、「子どもたちがすごく元気だったので、私も声がちょっと枯れ気味で(笑)。ここまで大人数のお子さんたちと触れ合うことは初めてなので、すごく良い機会になりましたし、こうやって国立の芝生の上でボールを蹴ることもなかなかない経験だと思うので、楽しい思い出として持ち帰ってもらえたらなという思いの中でやっていました。その中で体を動かすことの楽しさや、あとは『サッカー楽しい』と思ってもらえたら最高ですね」と、充実した様子を見せた。
子どもたちにサッカーの楽しさを教える活動は今後もできればと話す鮫島さんは、「私自身、小さい頃に大きなスタジアムで試合をさせてもらったことがあって、記憶に強く残っています。それが『もっとこういうところでサッカーをやりたいな』という思いに繋がっていたので、こういった活動には積極的に携わらせていただきたいですね」とコメントすると、「女の子ももっと増えてほしいですね。女の子に対してのサッカースクールや普及活動も、もっともっと積極的に増やして、未来のなでしこたちが育ててくれたら」と続けた。
3年以上、この活動を続け、日本全国だけでなく、ドイツ、ベトナム、フランスにもJFAユニクロサッカーキッズで赴いた内田さんは、「例えばドイツとかは子どもも(当たりや体が)強かったので、見ていて面白いと思いましたし、東京と北海道を比べても、子どもたちが(ボールなどを)争う感じも違って、すごく面白いので、旅しながらじゃないですけど、楽しみにしています」と、自身も学びを得ていることを明かしている。
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト