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U23日本代表、パリ五輪出場決定! 8大会連続で出場権を掴む、イラクを破りアジア杯決勝進出

2024.04.30

U-23日本代表のキャプテン・藤田譲瑠チマ(撮影は準々決勝カタール戦後) [写真]=2024 Asian Football Confederation (AFC)

 AFC U23アジアカップ カタール2024の準決勝が29日に行われ、U-23日本代表とU-23イラク代表が対戦した。

 パリオリンピック2024(パリ五輪)の出場権を懸けた今大会も佳境に差し掛かった。パリ五輪のアジア枠は「3.5」となっていることから、準決勝まで進んだ4チームは本大会出場へ“リーチ”をかけた状態だ。この試合の直前にはU-23ウズベキスタン代表がU-23インドネシア代表を2-0で破り、一足先に決勝進出を決めるとともに、初の五輪出場が決定。アジアからの2チーム目として、U-23日本代表とU-23イラク代表の勝者がパリ行きの切符を掴む。

 若き日本代表は今大会、グループBの戦いを2勝1敗で終えた。6日に行われた第1節でU-23中国代表を1-0で破ると、19日に行われた第2節ではU-23UAE代表を2-0で撃破したものの、22日には首位通過を懸けた第3節U-23韓国代表戦を0-1で落とした。グループBの2位で決勝トーナメントへ進むと、25日には準々決勝で開催国のU-23カタール代表と対戦。前半途中に退場者を出したU-23カタール代表をなかなか攻略できず、2-2で延長戦までもつれ込んだが、その延長前半に“主砲”の細谷真大が勝ち越しゴールを決める。延長後半には内野航太郎がトドメを刺し、4-2で激闘を制していた。

 一方で、対戦相手のU-23イラク代表は今大会、U-23サウジアラビア代表、U-23タジキスタン代表、U-23タイ代表と同居したグループCを2勝1分で首位通過。27日に行われた準々決勝では、ベトナム代表を1-0で破っていた。U-23日本代表よりも1日少ない中2日で“決戦”に臨むこととなる。

 勝てばパリ五輪出場が決まる運命の一戦に向けて、U-23日本代表を率いる大岩剛監督は、U-23カタール代表戦からスターティングメンバー2名を変更。荒木遼太郎平河悠が先発に戻ってきたほか、キャプテンの藤田譲瑠チマ松木玖生山田楓喜らが連続してスタメンに並んだ。

 試合は序盤からU-23イラク代表が5バックの布陣を敷き、ボールを握っている時は両サイドバックが高い位置を取りつつも、U-23日本代表が押し込む時間帯では最終ラインを5枚として対応。U-23日本代表は立ち上がりから積極的な入りを見せ、10分には決定機を構築。ピッチ中央付近で前を向いた藤田が縦パスを差し込むと、敵陣中央で荒木がうまく前を向く。5バックの間に生まれたギャップを見逃さず、スルーパスを通すと、抜け出した細谷がペナルティエリア左からフィニッシュ。しかし、ここはGKフセイン・ハッサンに阻まれた。

 直後の11分にはルーズボールを拾ったアリ・ジャシムが左からカットインして右足を振り抜くも、GK小久保玲央ブライアンが難なく対応。その後はU-23日本代表がボールを握りながら、相手を見てゴールへ迫る回数を増やしていく。

 このような状況で生まれた28分、均衡が破れた。U-23日本代表は自陣センターサークル内で前を向いた藤田が、背後のスペースへ浮き球のパスを供給すると、絶妙なタイミングで最終ラインを破った細谷がこのボールに反応。トラップしてから1度は相手に追いつかれ、ゴールに背中を向けたものの、見事なターンから右足で流し込む。準々決勝で復活を遂げた“エース”が2試合連続ゴールを決め、U-23日本代表が先手を取った。

 追いつきたいU-23イラク代表は34分にアクシデントが発生。立ち上がりの時間帯、競り合いの後で足を踏まれていたセーラム・アーメドがプレー続行不可能となり、リダ・ファディルが送り出される。高さのあるアーメド不在で残りの時間を戦うこととなった。

 U-23日本代表の1点リードで前半も終盤に差し掛かると、42分には再びスコアが動く。U-23日本代表は敵陣左サイドで生まれたルーズボールで大畑歩夢が粘りを見せ、前を向くと、強い横パスを入れる。ボックス手前でサポートしていた藤田がダイレクトで叩くと、引き取った荒木がGKとの1対1を冷静に制した。U-23日本代表がパリ行きを手繰り寄せる追加点を奪い、2点をリードして前半を終えている。

 後半に入ると立ち上がりに右サイドを崩され、ヒヤリとするシーンを作られたものの、以降はU-23日本代表のチャンスの時間が続く。松木、山田、細谷と連続して惜しい場面を生み出しながら、決定的な3点目は挙げられない。

 U-23日本代表がチャンスを仕留めきれずにいると、最低でも2点が必要なU-23イラク代表が良い形でゴールへ迫るシーンを増やしていく。セカンドボールを拾われる場面も目立ちU-23イラク代表の時間が続いたが、U-23日本代表はボックス内で集中力を切らさず、GK小久保も冷静にシュートを抑えていく。

 嫌な時間帯を凌いだU-23日本代表は66分、自陣から細かくボールを繋ぎ、引き取った藤田がドリブルでスペースを前進。左へ渡すと、平河が得意のドリブルで縦へ突破し、クロスボールを送る。待っていた細谷がヘディングシュートを放ったが、ここは右ポストに嫌われた。

 U-23日本代表の2点リードで時計の針が進むと、U-23イラク代表はロングボール1本で前へ出る。74分、最終ラインでボールを持ったザイド・タシーンがロングフィードを供給すると、木村誠二とうまく入れ替わったニハド・モハメドがボックス右の深い位置へ侵入。マイナスへの折り返しにリダ・ファディルがダイレクトで合わせると、シュートは高井幸大のブロックの末にクロスバーを叩いた。

 後半は押し込まれる時間も少なくはないなか、大岩監督は終盤に差し掛かった79分に荒木と松木を下げ、佐藤恵允川﨑颯太を投入。72分から入っていた
藤尾翔太が細谷と最前線でコンビを組み、川﨑と藤田が中盤を形成する4-4-2に変更。5分間のアディショナルタイムに入る直前には、細谷と大畑を下げて、内野航太郎、そして3試合の出場停止から戻ってきた西尾隆矢を送り出す。後半は総じて難しい時間帯が続いたが、無失点で凌ぎ切り、試合は2-0でタイムアップを迎えた。

 この結果、U-23日本代表が決勝進出。パリ五輪出場権を掴み取った。五輪への切符を掴むのは、1996年のアトランタ大会から8大会連続のこと。無事にパリ行きの切符を手にし、今度は2016年大会以来となる大会優勝に照準を合わせる。一方、U-23イラク代表は3位決定戦に回り、2016年のリオデジャネイロ大会以来となる五輪出場を目指す。

 3位決定戦は現地時間で5月2日、決勝は3日の開催予定。勝利したU-23日本代表は優勝を懸けてU-23ウズベキスタン代表と、敗れたU-23イラク代表はパリ五輪出場権を懸けてU-23インドネシア代表と、それぞれ対戦する。

【スコア】
U-23日本代表 2-0 U-23イラク代表

【得点者】
1-0 28分 細谷真大U-23日本代表
2-0 42分 荒木遼太郎U-23日本代表

【スターティングメンバー】
日本代表(4-3-3)
GK:小久保玲央ブライアン
DF:関根大輝木村誠二高井幸大大畑歩夢(90分 西尾隆矢
MF:藤田譲瑠チマ荒木遼太郎(79分 佐藤恵允)、松木玖生(79分 川﨑颯太
FW:山田楓喜(73分 藤尾翔太)、細谷真大(90分 内野航太郎)、平河悠

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