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なでしこMF長野風花、神宮で鮮やか投球「心臓ヤバかった」 五輪へは「気を引き締めて」

2024.07.06

神宮でファーストピッチを行った長野

 リヴァプールに所属するなでしこジャパンMF長野風花が、6日に行われた東京ヤクルトスワローズvs読売ジャイアンツのファーストピッチセレモニーに登場。試合前、明治神宮野球場に訪れた両軍のファンの前で、見事な“ノーバン投球”を見せた。

 この日の試合は大雨により、当初のプレイボール時間から1時間押してのスタートに。長野のセレモニーも遅れることになったが、「1時間ずっと心臓がヤバかったです」と緊張続きだったと笑ったが、直前の数球の練習のみで見事な投球を見せ、「ノーバンでいけましたよね?(笑)すごく楽しかったです」「(神宮は)素晴らしい球場で、二度とない経験だと思うので興奮しました」と、安堵の表情を見せた。

 なでしこジャパンはパリオリンピック2024に向けて8日から合宿をスタートさせる。現在は自主トレをなでしこジャパンの選手たちなどと行っているようで、「(他の選手から)『ちょっと投げてみなよ』と言われて、投げたらすごくダメ出しばかりされて。(熊谷紗希)キャプテンからボロボロに言われました(笑)。でも、みんな『思い切りやってこい!』と送り出してくれたので、そのアドバイスをしっかり聞きました」と、雰囲気の良さをうかがわせた。

「始まったら、もうパリまであっという間。気を引き締めていきたい」という国内キャンプ最終日となる13日には国内で最後の強化試合となるガーナ戦を控える。「オリンピックまで実戦はないので、しっかり無駄にしないようにチーム全員、個人としてもチャレンジしてパリに向かいたいと思います」と意気込む。

 オリンピックのサッカー競技は開会式前に男女ともスタートするため、先陣を切る形となる。「私たちがしっかりと結果を残して活躍することで、みんなの希望、勇気なればいいなと思うので、とにかく私たちはまずは初戦、しっかりと良い結果を残せるように、今から良い準備をしていきたい」と話す。

 長野にとっては初のオリンピックとなるが、「中盤でしっかりゲームコントロールをして、目に見える、結果に繋がるパスも出したい。チームのために、がむしゃらに泥臭く戦う姿を見ていただければ」と個人でのプレーへの意欲を語り、「どの試合も厳しい戦いにはなると思いますが、日本としてもチームとして大事にしてきている細部にこだわるというところで違いや結果の差が出ると思うので、日常から練習から、しっかり細部にこだわってやっていきたい」と、本大会でのメダル獲得に向けて、日々を大切にして臨むとしている。

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By サッカーキング編集部

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