30日開催の磐田戦では伊藤が腕章を巻いていた [写真]=清原茂樹
浦和レッズは7月1日、2024シーズンのチームキャプテンがMF伊藤敦樹に、副キャプテンがGK西川周作に決定したことを発表した。
今シーズン、浦和は昨季に引き続きDF酒井宏樹がキャプテンを務めていた。しかし、酒井に関しては6月24日付けで、海外クラブへの移籍を前提とした手続きと準備のため、チームを離脱することが発表された。シーズン途中でキャプテンがチームを離れることが決まったが、浦和で生まれ育ったMFが、元日本代表サイドバックから腕章を受け継ぐこととなった。
現在25歳の伊藤は、旧浦和市(現:埼玉県さいたま市)の出身で、浦和のジュニアユース、ユースで育った。流通経済大学を経て、2021年に浦和へ帰還を果たすと、ルーキーイヤーから不動の中盤として活躍。2022シーズンからはMF宇賀神友弥の移籍に伴い、背番号を「3」に変更。以降は浦和の“顔”として活躍しており、今季も2024明治安田J1リーグでも全21試合に出場して4ゴールを挙げている。
キャプテン就任に際し、伊藤はクラブを通してコメントを発表。腕章を巻くことを受けて決意を新たにするとともに、次のような言葉で意気込みを明かした。
「このたびキャプテンに指名いただき、クラブのことや自分の成長を考え、迷うことなく決断しました。プロとして浦和レッズに加入して、このエンブレムを背負って闘うことの責任を日々感じてきました。キャプテンとして、これまで以上の責任と覚悟をもって闘います」
「今の順位に満足している人は誰もいません。目の前の一つひとつの試合に集中して、一つずつ順位を上げていきたいと思います」
「最後に、ファン・サポーターのみなさま、いつも熱いサポートありがとうございます。感謝しています。これからも共に闘ってください」
また、浦和は今季、DFアレクサンダー・ショルツが副キャプテンを務めていたものの、同選手も酒井と同様に、28日付で海外クラブへの移籍を前提とした手続きと準備のため、チームを離脱することが発表されていた。伊藤を支える副キャプテンには、長らく最後尾から浦和を支えてきたGK西川が就任することとなった。
今シーズン、浦和は2024明治安田J1リーグ第21節終了時点で、9勝5分7敗を記録。勝ち点「32」を積み上げ、現在は9位につけている。
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By サッカーキング編集部
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