完全移籍への移行が発表された齊藤未月 [写真]=ムツ カワモリ
ヴィッセル神戸は12日、湘南ベルマーレから期限付き移籍加入していたMF齊藤未月について、完全移籍での加入が決定したことを発表した。
1999年1月10日生まれで現在25歳の齊藤はボランチを主戦場とするプレーヤー。ジュニア年代から湘南の下部組織に所属し、2016年5月にプロ契約を締結した。その後の約5シーズンで公式戦通算136試合出場6ゴール6アシストという成績を残し、ロシアのルビン・カザンやガンバ大阪へのレンタルも経験。昨年2月には神戸へ期限付きで加入した。
2023シーズンは明治安田生命J1リーグで22試合、YBCルヴァンカップと天皇杯でそれぞれ3試合に出場。しかし、8月に行われた明治安田生命J1リーグ第24節の柏レイソル戦で左ひざ複合じん帯損傷などの大ケガを負い、全治1年との診断を受け現在もリハビリに励んでいる。
完全移籍への移行が発表された齊藤は、退団する湘南のクラブ公式サイトを通じて次のようなコメントを発表している。
「完全移籍という形で湘南ベルマーレを離れることになりました。何を話すべきか考えましたが、まずは感謝を湘南ベルマーレに伝えたいと思います。広教と同様に小学5年生からアカデミーで育ちベルマーレで多くのことを学びました。考え方や自分の可能性、サッカーを大好きになれたのもここで育ったからだと思います。そしてアカデミーで育つ中で、ベルマーレでしかプロサッカー選手にはなりたくないという気持ちや想いが強く私にはありました。それぐらいベルマーレに魅力があって唯一無二のチームだと思っています」
「私自身の願いではありますが、Jリーグで唯一無二の、ある意味特質したチームであり続けて欲しいです。もちろん変化はしていますが、その雰囲気や環境はサポーターとともに作り上げたものだと思います。だからこそ湘南ベルマーレで私はプロサッカー選手になりたいと思えました。そんなクラブにいることができたことがとても良かったですし、感謝の気持ちでいっぱいです」
「今は復帰に向けて色んな方の助けや支えを受けながら日々前に進んでいます。今年は自分にこの言葉を言い聞かせていこうと思っています」
「“過去を受け入れ未来へ進む” “焦らず丁寧に根気よく”」
「自分にとって大切な意味のある言葉だと思っています。サッカーをプレーして活躍する姿を見せ続けることが本当に大事で私のサッカーをしている理由のひとつです」
「長々と書きましたが、とにかく今も昔も毎日が楽しくて最高の人生を過ごし続けている、そんな日々の一部に湘南ベルマーレというクラブがあることは変わらず、出会えたこと自体が幸せなことだと感じます」
「まずは湘南との対戦をできるようにしっかり強くなって復活します!! まだまだこっからです!! その日までまた!!」
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト