トゥヘル監督が観客からの声援について不満を口にした[写真]=Getty Images
イングランド代表を率いるトーマス・トゥヘル監督が、ウェールズ戦後に観客の声援について「まったくエネルギーを貰えなかった」と不満を口にした。9日、イギリス紙『インディペンデント』がコメントを伝えている。
イングランド代表は9日にホーム『ウェンブリー・スタジアム』でウェールズ代表との国際親善試合に臨んだ。試合はすぐにスコアが動いた。イングランドは2分、左CKからジョン・ストーンズがボックス内でヘディング。このボールをマーク・グエイが折り返すと、モーガン・ロジャーズがワンタッチで合わせ、ゴール左隅に流し込んだ。
さらにイングランドは11分、ゴール前での混戦からオリー・ワトキンスが押し込んでゴールネットを揺らし、20分にはサカがボックス内右から左足を一閃。シュートはゴール右上に突き刺さり、イングランドが立て続けに加点した。その後、イングランドは試合の主導権を握りつつ、ウェールズを無得点に封じ込め、3-0で勝利した。
トゥヘル監督は試合後、『ITV』のインタビューで「前半のプレーは素晴らしかった。すぐに3点のリードを奪えたし、4点目、5点目も奪えたかもしれない。本当に、とてもいいプレーだった。だが、4点目と5点目は生まれず、スタジアムは静まり返っていた」と、声援による後押しが欠けていたと語った。
そして、「静かだった! ファンからまったくエネルギーを貰えなかった。選手たちはファンからより多くの声援を引き出そうと全力を尽くしていた」と不満を口にし、「20分間で3ゴールだ。攻め込み続け、ウェールズに何もさせなかった。敵陣でボールを何度も奪い続けた。それから30分間、聞こえてくるのがウェールズファンの声援だけというのは少し悲しい。もっと大きな声援に値するだけのパフォーマンスを見せたはずだ」と、ファンに対してより多くの声援を求めた。
イングランドの次戦は、14日に行われるFIFAワールドカップ26欧州予選・グループK第8節のラトビア代表との対戦だ。
By サッカーキング編集部
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