FOLLOW US

「2年目には日本代表に入りたい」…有言実行を果たした山田大記の魅力とは?

2012.04.24

今季からキャプテンマークを巻いてプレーする山田 [写真]=江本秀幸

 6月からブラジル・ワールドカップ出場権を懸けたアジア最終予選がスタートする日本代表。それに向けて、日本サッカー協会は22日に日本代表候補を23名を招集し、最終予選に向けた戦力の底上げを行なっている。
 
 その中で、橋本和(負傷離脱により太田宏介が追加招集)、高橋秀人とともに初招集されたのが23歳の山田大記だ。2011シーズンに明治大学から磐田に加入したアタッカーは、ルーキーイヤーから藤田俊哉らが背負った10番をまとい、リーグ戦29試合5ゴールをマーク。今シーズンは2年目ながらゲームキャプテンを任され、ここまで公式戦すべてに出場し4ゴールと、好調・磐田をけん引している。
 
 山田の特長はドリブル、パス、シュートとすべてのプレーが高水準であること。左サイドから中へと切れ込むドリブルは切れ味抜群で、右サイドでも変わらぬドリブルを披露。ゴールへ直結するスルーパスも完備している。さらには22日の横浜FM戦でも見せたスーパーゴールのようなフィニッシュ能力も兼ね備えており、昨シーズンはJ1第6節に行われたG大阪戦の強烈なミドルシュートや第18節に行われた福岡戦のループシュートがフランス誌『SO FOOT』に取り上げられ、「才能にあふれている。彼はこれからヨーロッパでプレーする日本人選手の一人になるに違いない」と絶賛されたほどだ。
 
 そして、何よりもチームのためにプレーできる献身性を持っている。明治大学時代は攻撃的なプレーヤーとして名を馳せたが、誰よりもピッチを走り、体を張った守備を見せるなど、泥臭さも持ち合わせていた。現在インテルで活躍する長友佑都を育てた神川明彦監督(明治大)は、「山田はファンタジスタ的な働きをしながらも、泥臭い仕事もこなしてくれる。人間的にも素晴らしいし、長友2世になれる」と絶賛していた。
 
 山田は、初招集の喜びをクラブの公式リリースを通して、「日本代表合宿メンバーに選んでいただき本当に光栄に思います。(中略)まず、自分らしく自分にしかできないサッカーをできるように、これからもトレーニングから必死に頑張っていきます」と語っているが、昨年発売されたJリーグサッカーキング9月号では、クラブOBである名波浩氏と明治大からのチームメートである小林裕紀との座談会で、日本代表について次のように話している。
 
「僕は2年目には(日本代表に)入りたいという気持ちがありますが、早ければ早いうちがいいと思っています。自分のプレースタイルを考えると、ある程度若いころにキレも含めて勝負しなければというところがあるので。ブラジル・ワールドカップを目指すとしたら、逆算して来年辺りには入っておかないと厳しいかなと思っていいます」
 
 宣言通り、2年目で日本代表への扉を叩いた山田。本田圭佑や香川真司、岡崎慎司、清武弘嗣、藤本淳吾ら多くの実力者がひしめく攻撃的中盤のポジションで、どのようなアピールを見せるのか。若きアタッカーの挑戦が始まる。

【関連記事】
日本代表候補23名が発表…橋本和、高橋秀人、山田大記の3名が初選出
仏誌が磐田の若き10番のゴールを絶賛「欧州でプレーする選手の一人になる」
仏誌がまたも山田大記のゴールを取り上げる…絶妙ループに続き2度目

 Jリーグサッカーキング 4月号
▼[巻頭インタビュー]栗原勇蔵 やっぱり優勝したい
▼[クローズアップ]中澤佑二  次の10年に向けて
▼[選手対談]齋藤学×比嘉祐介 F・マリノスと僕らと、時々代表 
▼[20周年特別企画]中村俊輔 “ベスト”コレクション
▼[インタビュー連載]原口元気(浦和)
定価:570円(税込)   >>誌面の詳しい内容はこちら

SHARE

RANKING今、読まれている記事

  • Daily

  • Weekly

  • Monthly

SOCCERKING VIDEO