2015.06.02

独断と偏見で選ぶ 2014-15セリエAベストイレブン


写真=Getty Images 文=鈴木健一郎

[FW]
トーニ
テベス
フェリーペ・アンデルソン
[MF]
ポグバ
ナインゴラン
ピアニッチ
[DF]
バスタ
ボヌッチ
ルガーニ
トロシディス
[GK]
ディエゴ・ロペス

 閉幕したばかりのセリエAから、独断と偏見でベストイレブンを選んだ。4連覇を成し遂げたユヴェントスが強すぎて、何も考えずに選ぶと大半がユーヴェの選手になりそうなので、そこはバランスも考えて。

 まずはFWから。センターフォワードにはトーニ(ヴェローナ)を選んだ。22ゴールで得点王に並んだイカルディもなかなかだったが、決してチャンスが多いとは言えないヴェローナの前線で孤軍奮闘する38歳の姿には私ならずともグッと来るものがあったのではないか。バイエルンで燃え尽きたと思ったのが6年前のこと。ところがどっこいフィオレンティーナ時代以来2度目のセリエA得点王である。38試合に出場、そのほとんどでフル出場しているのもすごい。

 トーニの相棒として前線に置きたいのはテベス(ユヴェントス)。彼をシーズンMVPとするのに異論のある人はまずいないはず。走り、戦い、ゴールを決めた。ビッグマッチに強いところもポイント。ここでは関係ないがチャンピオンズでの活躍も頼もしい限りだ。そしてチャンスメーカーには「FA7」ことフェリーペ・アンデルソン(ラツィオ)。同じラツィオのカンドレーヴァのほうがシーズンを通したパフォーマンスでは上で、どちらにしようか悩んだが、好調時にはテベスやポグバにも劣らぬインパクトを見せたフェリーペ・アンデルソンを選んだ。

 FWではモラタ(ユーヴェ)やイグアイン(ナポリ)も素晴らしいプレーを見せたが、安定度で外れた。その他、印象に残ったのは、ボナヴェントゥーラ(ミラン)やエデル(サンプドリア)、ガッビアディーニ(サンプドリア/ナポリ)、サンソーネ(サッスオーロ)、ディバラ(パレルモ)といった面々。シーズン終盤の短期間であれ強烈なプレーを見せたカリアリのファリアスとコップの2人も気に入っている。前半戦限定であれば本田圭佑(ミラン)もここに入って来るのだが……。

鈴木健一郎
イタリア専門誌『CALCIO2002』(かるちょにーまるまるにー)編集長です。『サッカーゲームキング』の編集長もやっています。1973年生まれ、インザーギやヴィエリ、イチローや堺雅人と同い年。愕然とします。サッカー以外の趣味は野球、スポーツ以外の趣味は飲むこと。全くそうは見えませんが、日常会話レベルのイタリア語ができます。ただしボキャブラリーはサッカー方面に偏りすぎて、それを「日常会話」と呼べるかどうかは疑問。座右の銘は「一期一会」。二児の父(子煩悩)。
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