2014.04.05

【ブンデスリーガ第29節みどころ】ドルトムント対シャルケ。2位を巡るライバル同士のデッドヒートに目が離せない

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 勝ち点55で2位に付けるドルトムント。その後ろを勝ち点わずか1差で追う3位シャルケ。「シーズン終了時には、ドルトムントより上に立ちたい。そのために全力を尽くす」とシャルケのMFマックス・マイヤーが話すように、ルール工業地帯に本拠地を置き、ブンデスリーガ一のライバル関係にある2つのクラブのデッドヒートは、既に王者が決まったリーグを大いに盛り上げている。第27節に行われたダービーマッチをスコアレス・ドローで終えた両者は、翌第28節をともに勝利で終えた。今節、シャルケは5日にブレーメンとアウェイで、ドルトムントは6日にヴォルフスブルクとホームで対戦する。

 前節、ヘルタ・ベルリンを2-0で下したシャルケは、「チームには若くて良い選手が多い」とゴールを挙げたクラース・ヤン・フンテラールが語るように、18歳のマイヤー、19歳のレオン・ゴレツカ、同じく19歳のカーン・アイハンら、ドイツの未来を担うティーンエイジャーたちが躍動感溢れるプレーを見せている。ゴレツカは、「若いチームだからまだ安定性に乏しい」と謙虚に話すが、イエンス・ケラー監督は、「このチームなら、非常に良い順位で今シーズンを終えることができる」と自信を覗かせる。1部残留を目指し、守備的に戦うことが濃厚なブレーメンに対し、ヤングタレントの勢いでゴールをこじ開けたい。

 2位ドルトムントはヴォルフスブルクをホームに迎える。シュトゥットガルトとアウェイで対戦した前節は序盤に2点を先取されたものの、マルコ・ロイスのハットトリックで逆転勝利を収めた。4月2日にはチャンピオンズリーグ準々決勝、アウェイのレアル・マドリー戦を終えたばかりで万全の状態ではないものの、ここ4試合負けなしで5位に浮上してきたヴォルフスブルクを、これ以上勢いづかせる訳にもいかないだろう。

 かつてドルトムントが獲得を目指したベルギー代表MFケヴィン・デ・ブルイネ、生え抜きの若手MFマキシミリアン・アーノルト、元ドルトムントのクロアチア代表FWイヴァン・ペリシッチら、豊富な攻撃の駒を揃えるヴォルフルブルクに対し、ドルトムントも自慢のタレント力を武器に、真っ向勝負を挑むだろうか。または疲労も踏まえ、ある程度はリトリートして、ピエール・エメリク・オーバメヤンら快速ドリブラーによるカウンターに勝機を見出すのか。ユルゲン・クロップ監督の戦術にも注目の一戦だ。