本連載はかつて10代の頃(1990年代)に『サカつく』に熱中した30代サラリーマンが、スマホの『サカつくシュート!』をプレイするお話。仕事場(八丁堀)に通いながらコツコツとプレイを重ね、徐々にゲーム熱が再燃していく……。
『サカつくシュート!』に初めて触れてから1カ月近くが経過した。今回でいよいよこの連載も最終回なのだが、いきなり恥ずかしい告白をさせていただきたい。このゲームには音楽があって、効果音もあるのである。

「お前は何を言ってるんだ」と言われそうだが、正直な話をすると、さっき気付いた。友人がニコ生に出るというのでそれを視聴するためにスマホへイヤホンを挿し、その流れのままサカつくを起動すると……。おおお、音楽がある! 効果音もある!! 状態になってしまった。
何とも間抜けな話で、スマホでゲームをするのが当たり前の人には馴染みのない感覚なのだと思うのだけれど、基本的にずっと消音だった我がスマホは音と無縁だったのでまるで気付かなかったのだ。やはり音があると試合シーンの迫力も違うし、ボタンの音がするのも気持ちいい。もしかしたらもしかすると、僕と同じように無音プレーをしてしまっていた人もいるかもしれないので書いておく。
イヤホン、挿してみて下さい(僕だけだったら、ごめんなさい)。

年末年始は仕事が異様なまでに忙しく、それこそ1日のプレー時間が2分という日もあったような気がするが、2分であっても、いつでも簡単に始められて簡単に終わることができるというのがこのゲームの良い所。極端に言えば、ログインボーナスだけ受け取って終わりという日があってもいいわけだ。変に肩肘張って何時間もゲームに首っ引きとなることを強いられる。それは普通に社会人をやっていると、ちょっとしんどい。それだけに、この「社会人に優しい仕様」はありがたい限りだ。

『サカつくシュート!』では不定期にイベントも開催されていて、それに合わせた「カップ戦」もある。さっそく「レジェンドマッチ」なるものに挑戦してみたが、スーパースターを擁する相手にあえなく2回戦で轟沈。こ、これはウチのチームにはまだ厳しいらしいな。「悔しかったら強くなれ」。そんなスポーツ的なメッセージを感じた。

前々回で紹介した「ワールドツアー」も順調に勝ち進んでいる。選手も集まるし、クラブの経験値もたまるし、しかも相手が徐々に強くなっていく仕様のようなので、初心者でもお安心だ。


個人的にはやっぱりサカつくは育成である。強い選手を引いてくるのもいいが、雑魚っぽい(すいません)選手でも、やり方次第では使える選手になる。選手同士を合成していく「育成」だけでもチーム力は底上げできるぞ。たとえば☆1のGKを強化してみたら明らかに失点が減った。やっぱりGKは大事だと実感。
さらに「育成」の一歩上を行くとでも言うべき「覚醒」にもチャレンジ。河本鬼茂とコンビを組んでいるストライカーを「覚醒」させてみた。特定のコーチを合成することで、選手のレア度を高めて大幅に強くしてしまうというわけだ。選手のレベルを最大値まで上げないといけないが、相当に強くなるのは確かだ。

そんな感じでカップ戦を戦いながら育成に励む。まさにサカつくライフで日々を過ごしていたら、ついに我がクラブは「レベル10」にまで到達した。恐らくかなり遅いペースなのだと思うが、変に急かされることがないのがこのゲームの良い所。各自が自分の気持ち良いペースでゲームを進めればいいのだ。



なんとなく説明を読んだ時点からこのゲームの肝はこの「リーグ戦」なのではないかという気はしていた。カップ戦で戦うのは、所詮コンピュータであり、用意されていたチームである。それに対し、こちらは画面の向こうに生の人間の姿が見え隠れする。そりゃ、熱さが違うというもの。
さて、さっそく試合開始である。相手のチームのラインナップを眺めるだけで「ほほう」という感じで楽しかったりするのは、このモードならではだろう。

試合はいきなり取って取られての攻防戦。やはりウチのチームは「ザル」だったのか!ということにイヤでも気付かされるが、グラーフの奮闘もあってとりあえず点は取れている。ええい! 1-0で勝つよりも、4-5で負けるほうが美しいわ!

あ、危なかった。ホントにすれすれ、瀬戸際の勝負。しかし、これぞサッカーの魅力! リーグ戦には、これまでのモードとはまるで「味」の違う面白さがあった。これは1日のプレー時間も増えてしまいそうだが、果たしてどうなることやら……。このプレー日記自体は今回で終幕となるが、初心者の方に(僕も初心者だが)アドバイスするならば、この「リーグ戦解禁」まではいろいろなことが分からなかったりしても、とりあえずプレーしてみるといいのではないだろうか。きっと熱い気持ちになれると思う。