フィオレンティーナ移籍が発表された(左)ザニオーロと(右)ファジョーリ [写真]=Getty Images
フィオレンティーナは3日、ガラタサライからイタリア代表MFニコロ・ザニオーロ、ユヴェントスから同MFニコロ・ファジョーリがいずれもレンタル加入することを発表した。
両選手ともに今シーズン終了までのレンタル契約を締結。ザニオーロとの契約には買い取りオプションが付随しており、ガラタサライによると、その金額は1550万ユーロ(約25億円)とのこと。また、ファジョーリとの契約には条件付き買い取り義務が付随しており、移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、その金額は総額2000万ユーロ(約32億円)程度となるようだ。
現在25歳のザニオーロはフィオレンティーナやインテルのアカデミーで育成年代を過ごし、2018-19シーズンにローマでプロデビューを飾った。約4年半で公式戦通算128試合出場24ゴール18アシストという成績を残すと、2023年冬にトルコの名門ガラタサライへ電撃移籍。昨シーズンはアストン・ヴィラへ期限付きで加入し、アタランタへレンタル先を変更した今シーズンはここまで公式戦23試合出場3ゴール3アシストという成績を残していた。
一方、現在23歳のファジョーリはユヴェントスの下部組織出身で、2020-21シーズン途中にトップチームデビューを果たした。クレモネーゼでの武者修行を経験しつつ、イタリア屈指の名門で徐々に出場機会を増やしたが、昨シーズンは賭博違反によって7カ月の出場停止処分に。今シーズンはここまで公式戦22試合に出場しているが、先発起用はわずか7試合と定位置確保には至っていなかった。
現在セリエAで6位につけるフィオレンティーナだが、シーズン後半戦に向けて、イタリア代表でのプレー経験もある2人の実力者を中盤に加えることとなった。
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト